ノエル・ギャラガーはソーシャル・メディア時代のロック・バンドについて自身の見解を語っている。
ノエル・ギャラガーはレッドブルによる雑誌『レッド・ブレティン』のインタヴューに応じており、名声について、ロックスターについて、ロック・ミュージックの現状について語っている。
「始めた時は有名になんかなりたくなかったんだ。金持ちにはなりたかったけどね。名声? そんなのはどうでもいいわけでさ。名声と付き合うのは得意だけどね。それに悩まされることもないしね。でも、それが原動力になることはないわけだよ。俺は自分のことをロックスターだと考えたことはないわけでね。表向きにはそうなんだろうけど、俺はロックスターみたいに歩きたくないし、あんな感じで喋りたくないね」
「今、ロックスターがいるかい? ロックスターなんて残ってないんだ。イングランドの今のロックスターは? そんなの時代遅れか、40代を超えているだろ。もしくは、何も言うべきことがなく、曲を書いてないかね。もしくは、変な髪型でダサい靴を履いてるとかさ」
彼は次のように続けている。「そう、今のロック・ミュージックっことでいくと、デイヴ・グロールとかは『叫ぶのをやめてもらえないかな?』と思うんだ。そして、グリーン・デイなんかについては『文句を言うのはやめてもらえないかな』と思うわけでさ。みんな同じ格好して、タトゥーが入ってて、ピアスをして、髪を染めているんだ」
「俺はそういう人間じゃないし、そんな風になったこともない」
「バンドがファンのものになってしまってるんだよ。ソーシャル・メディアでやりとりをするようになってしまったからね。ファンはバンドにやってもらいたいことを指図するようになって、レコード会社もバンドがやるべきことを指図するんだ」
「申し訳ないけど、俺は誰のものでもない。俺の考えも、何を着るかも、誰にバンドにいてもらいたいかも指図できないんだ」
先日、ノエル・ギャラガーは“It’s A Beautiful World”のリミックスEPをオンラインで公開している。
4曲が収録された同作は元々4月21日のレコード・ストア・デイに12インチのモノクロのアナログ盤でリリースされていた。
音源はこちらから。
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