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スポティファイがニューヨーク証券取引所で上場を開始し、ウォール・ストリートではスポティファイが早々にアップルや他の競合企業に対して優位に立つことに投資家たちの期待が寄せられているという。

火曜日の朝上場してから数時間後に、スポティファイの初値は169ドル(約1万7944円)を付けた後、わずかに値下がりしており、終値は149ドル(約1万5820円)となっている。ニューヨーク証券取引所が示していた参考価格の132ドルを上回って、スポティファイは12年間におよぶ非上場会社の歴史に終止符を打っている。

「ファクトセット」によると、スポティファイの時価総額はこれで270億ドル(約2兆8800万円)となっている。これに対して、上場を開始してから7年近く経っているインターネット・ラジオ局の「パンドラ・メディア」の時価総額は12億ドル(約1273億円)となっている。

「ディールロジック」によれば、このスポティファイの時価総額はテクノロジー企業の取引初日の時価総額では上位10位に入るものだという。中国の電子商取引会社アリババ・グループが2014年に取引を開始した際の時価総額が最も高く、2340億ドル(約24兆8344万円)を記録している。

今回の上場は通常の新規株式公開手続きを経ない直接上場の形式となっており、スポティファイは派手な値動きでの上場を避けるためにこの方式を採用している。

スポティファイの創立者でCEOのダニエル・エクは27%のスポティファイの株を保有しており、これは現在74億ドル(約7854億円)に相当するという。

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