Dan Kendall/NME

Photo: Dan Kendall/NME

先週末にシカゴで開催されたライオットフェストでシステム・オブ・ア・ダウンのパフォーマンス中に観客が負傷したため何度かライブが一時中断し、15分以上もライブが中断することもあったという。

システム・オブ・ア・ダウンは9月15日に同フェスティバルの2日目のヘッドライナーを務めていた。

プロレスラーのスティーブ・シュナイダーは、自身が観客席で経験したことを、『レッスルゾーン・ドットコム』のサイト上で記しており、それによると、もしフェスティバルのセキュリティによる介入がなければ、彼は命を落としていたかもしれなかったという。

「システム・オブ・ア・ダウンの演奏中に俺は倒れて、それから誰かが俺の頭の上に倒れてきたから息ができなくなった。そいつらが起き上がると、また別のやつが俺の上に倒れてきた。それがずっと続いたんだ。一度は誰かが俺の後頭部に乗ってきて、また誰かが頭の上に座るか立つかして、俺は顔を泥の中に押し付けられた」

「その間、ずっと息ができなかったよ。やっと息が吸えると思ったら、泥水を吸い込むところだった。いつ抜け出せるか分からなくて、人生で一番恐ろしい経験だったよ。救急医療チームが俺を救出する間、システム・オブ・ア・ダウンは明らかに演奏を中止しなければならない状況だったんだ。俺は意識を失っていたから、その時の記憶はないんだけどね。酸欠と誰かに頭を踏みつけられて気絶したのと、大声で叫んだせいで、両目とも真っ赤に充血していたよ」

ライオット・フェスは3カ所で順次行われ、シカゴはその2カ所目の開催地となる。8月の後半にデンバーで開催済みで、今週末の19日からはトロントで行われる予定になっている。

ファンが撮影した以下の動画から、観客席がどのような状況だったか確認できる。ファンのレポートによると、動画の後にシステム・オブ・ア・ダウンは曲を途中まで演奏し、再度演奏を中断するように言われたという。フロントマンのサージ・タンキアンはステージの上から次のように話している。「俺の目の前で人が死にそうになっているなかで歌うなんて、すごくおかしなことだ」

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