スポティファイは正式に株式を公開することを発表している。
スポティファイは現地時間2月28日に証券取引委員会に申請を行い、計画を発表している。
スポティファイはニューヨーク株式市場で「SPOT」の略称で扱われることになるという。この株式公開で最大10億ドル(約1060億円)を獲得すると予測されている。
『ファイナンシャル・タイムズ』はスポティファイの株式市場進出について「テック企業による今年最大の公開の一つになる可能性がある」としている。
スポティファイは申請のなかで、今回の株式公開で音楽業界の縮小傾向を反転させることに大きく貢献できるとしており、ストリーミングは音楽業界における主要産業となり続けると論じている。
「我々の目的は、無数のクリエイティヴなアーティストに自身のアートで生計を立てる機会を与え、無数のファンにそうしたクリエイターから刺激を受け、楽しむ機会を与えることで、人間の創造性を解放していくことです」
「音楽を購入して所有する商取引をベースとした体験から音楽を自由にストリーミングできるアクセスをベースとした体験にユーザーを移行させることで音楽業界を変えているのです」
今回の申請によって世界のスポティファイのプレミアム会員数は1月1日時点で7100万人であることが明らかになっており、毎月の利用者数は1億5900万人と計上されている。これは世界シェアの41%にあたる。
スポティファイはまた2017年に約50億ドル(約5300億円)の収入を上げており、これは前年比38.6%の伸びとなっている。
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