キッスは最後のツアーに乗り出すのではないかと報じられている。
音楽サイト「ブラバーマウス」によれば、キッスの知的財産権を管理しているキッス・カタログ社が2月8日に米国特許商標庁に「The End Of The Road」の商標申請を行ったという。認可された場合、エンターテイメント・サービスの分野、特に「音楽バンドによるライヴ・パフォーマンス」の分野でこの言葉の使用が制限されることになる。
キッスは2000年にも「フェアウェル・ツアー」を行っている。ポール・スタンレーは後に、この「解散ツアー」騒動は「キッスを苦悩から解放する」試みであったと語っており、これは数年にわたるソング・ライティングのクレジットに関するメンバー同士のエゴの衝突や意見の不一致が原因であったという。
「『解散ツアー』は自分たちの自尊心が残っているうちに尻尾を巻いてステージから去るためのものでね」とジーン・シモンズは語っている。「そして、ファンはそれを望んでいないことがはっきりとしたんだ」
ジーン・シモンズは昨年行われたインタヴューの中でキッスが解散するまでに「もう何年かある」と述べている。「グラスコー・ライヴ」に対して彼はこう語っている。「ショー・ビジネスの中で、俺たちは一番ハードに働いているバンドだと思うよ。20キロのスタッズがついた鎧なんかを着て、18センチの底のある靴を履いて、火を吐いたり空を飛んだりあらゆることをしているんだから」
彼は次のように続けている。「だから70代になったら無理だよ、俺は今67歳なんだ。もう何年かやって、やめる時が来たと思ったらやめるよ、ちゃんとしたやり方でね、盛大なパーティーをするさ。この地球をロックするような、デカくて、世界規模で、自由な何かを成し遂げたって思いたいよ」
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