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エルトン・ジョンは名声を得た当初「人道性」や自身との「つながり」、そして「誇り」を失っていたと語っている。

エルトン・ジョンは先日、スイスのダボスで開催された世界経済フォーラム年次総会でその人権運動が評価されて、ボリウッド俳優のシャー・ルク・カーンやケイト・ブランシェットと共に賞を受賞している。

自身のエイズ基金を通じて行った支援が評価されて賞を受賞したエルトン・ジョンは、世界的な指導者や実業家、政治家らの前でステージに上がって賞を受賞し、慈善家になる以前は自身のことをあまり好ましく思っていなかったことを明かしている。

「衝動が私を非常に暗い場所へと導いていました。長きにわたって自分は素晴らしい人間ではなかったのです」と彼は語っている。「私は人道性や自身とのつながり、そして誇りを失っていました」

当時、何かを変える必要があることに気付いたエルトン・ジョンは慈善活動に身を投じ始めたと語っている。「私は再びつながり、真っ当な人間になりたかったのです」

エルトン・ジョンはまた、自身のスピーチの中で、会場にいる著名人たちに、各々の名声と権力を使って社会に貢献することを促している。

「私たちは苦しみを見て見ぬふりをしてはいけないのです」とエルトン・ジョンは続けている。「ここにいる方はみなさん何かを成し遂げた方です。けど、今は何を行っていますか?」

「もし人類の絆を強めるものでないのなら、何の価値があるのでしょう? もし私たちが自分たちの活動を通して、世界をよりよい方向へ変えようとしないのであれば、ここに来ることにどんな意味があるのでしょう? そう、みなさんはおそらく成功や名声、威信をお持ちです。富もあるでしょう。しかし、それはなんのためのものですか? 善き行いは名声や裕福さ、富、立派さ、そして賞よりも大きなものを与えてくれるのです」

エルトン・ジョンは次のようにスピーチを締めくくっている。「変えていくことが必要なのです。この世界における平等さについては正直、恥ずべき状態にあります」

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