Jenn Five/NME

Photo: Jenn Five/NME

ザ・フーは、シンガーであるロジャー・ダルトリーが病気になったため、50周年ツアーのいくつかの日程をキャンセルしている。

米『ビルボード』誌によれば、北米ツアーの第2期のうち全部で4公演が延期になったという。サンディエゴ、アナハイム、ラスヴェガス、ロサンゼルスで行われる予定だった4公演が、今月の後半に延期されるという。

キャンセルの理由ははっきりとしておらず、プレスへの声明では「不特定のウィルス」を理由に挙げている。振替公演の日程は今後発表されるという。

ザ・フーは現在のツアーが最後になると予想されていて、ギタリストのピート・タウンゼントは、2015年以降、バンドは解散するだろうと先日述べていた。

「今年の後はやめることになると思うね。このツアーが終わったら、僕ら二人とも別々の道を行くことになるんだ」とピート・タウンゼントは先日『モジョ』誌に語っている。「だから、とある集団が一緒に歳をとっていけるということさえ立証できればいいんだよ。必ずしも上品ではなかったかもしれないけどさ。でも、優雅じゃなくても一緒に歳をとることはできるんだ。僕らのやってることがどんなものであれね」

ピート・タウンゼントはさらにこう語っている。「僕とロジャーでおかしなことはやっていきたいと思っているんだ。いつの日か僕が彼に合ったアルバムの曲を書ければと思ってるし、それをレコード会社がザ・フーなんて呼ぼうとしなけりゃいいけどね。でも、それは嫌な予感がするよね」

「だって、もしロジャーにいい曲をある程度書けたら、うちらのマネージャーなんかは『なんでザ・フー名義じゃないんだ? 倍は売れるんだぞ』って言うだろうからね」

ザ・フーは今年のグラストンベリー・フェスティバルのヘッドライナーを務めており、ロンドンのハイドパークでのコンサートでもヘッドライナーを務めている。

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