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ラナ・デル・レイはレディオヘッドから著作権侵害で訴えられたことについて最新公演で言及している。

ラナ・デル・レイは最新作『ラスト・フォー・ライフ』に収録されている“Get Free”がレディオヘッドの1993年発表のヒット曲“Creep”の著作権を侵害しているとして争いになっている。“Get Free”は“Love”などを収録した『ラスト・フォー・ライフ』の最後の曲となっている。

現地時間1月7日にコロラド州デンヴァーでコンサートを行ったラナ・デル・レイは“Get Free”について「個人的なマニフェスト」とし、訴訟の一環で『ラスト・フォー・ライフ』から削除される可能性があると語っている。

ラナ・デル・レイは次のように語っている。「みなさんに知ってもらいたいのは、全部が削除されてしまったとしても、あの曲で書いた感情というのを求めて、今後も努力していくっていうことね。もし、今後、アルバムのフィジカル・リリースにあの曲が収録されなくてもね」

彼女は次のように続けている。「みなさんに知ってもらいたいのはキッズでも、キッズじゃない人でも、ここにいる本当のファンのためのものだということなの。おそらくそれが言えることね。でも、感謝してるわ」

ブラーのギタリストであるグレアム・コクソンは、ソーシャル・メディアで多くの人々が指摘していることにツイッターで言及し、レディオヘッドも元々“Creep”でザ・ホリーズと訴訟になっていた件を挙げている。“Creep”はザ・ホリーズによる1972年発表のヒット曲“The Air That I Breathe”とコード進行が一緒で、作曲者のアルバート・ハモンドとマイク・ヘイゼルウッドは共作者のクレジットと曲のロイヤリティを求めて訴訟を起こしている。

「僕はずっとザ・ホリーズがこれを書いたと思っていたよ」とグレアム・コクソンは綴って、“The Air That I Breathe”の映像をシェアしている。

ラナ・デル・レイはこの件についてツイッターで言及し、次のように述べていた。「訴訟のことは本当よ。私は“Creep”にインスピレーションを受けたわけではないことを分かっているけれど、レディオヘッドはそう考えていて、出版権の100%を求めているの。ここ数ヶ月以上にわたって私は40%にすることを提案したんだけど、彼らは100%でしか受け付けないのよ。彼らの弁護士は無慈悲で、それで法廷で争うことにしたの」

“Get Free”はソングライターとしてラナ・デル・レイ、キーロン・メンジーズ、リック・ノーウェルズがクレジットされている。

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