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ノエル・ギャラガーはハーヴェイ・ワインスタインの一件に端を発したセクシャル・ハラスメントの一連のスキャンダルについて語り、告発されているような男は「底辺中の底辺の野郎」だとして、女性蔑視の思想について「理解できた試しがない」と語っている。

オアシスのノエル・ギャラガーは「ミュージック・フィーズ」によるインタヴューで、ハーヴェイ・ワインスタインを巡るスキャンダルについてや、エンタテインメント業界における女性蔑視について語っている。

ノエル・ギャラガーはハーヴェイ・ワインスタインを巡るスキャンダルについてどう思うかと訊かれ、次のように答えている。「正直に言うとさ、俺は新聞を読まないんだ。何が起きてるかは知ってるけど、詳細や一部始終については知らないんだ」とノエル・ギャラガーは語っている。

「ケヴィン・スペイシーの一件は知ってるし、ハーヴェイ・ワインスタインの一件も知ってるよ。ただこれだけは言わせてくれ。女性を搾取するような権力を持った男は底辺中の底辺の野郎だよ。そんな奴らは男だとも思わないね。言ってること分かるか?」

「そいつらに訊いてやりたいね。一体どんな育てられ方したんだよ?」とノエル・ギャラガーは続けている。「そいつらみたいな思考回路をしてないから、コメントもしがたいね……単純に理解に苦しむんだ。理解不能だよ。要はさ、男にとって一番都合のよかった時代ですら理解できないんだ。女性を物のように扱って性的に搾取するなんて、俺には訳が分からないよ。そんな奴らは男じゃない。言ってること分かるか? ガキなんだよ。そいつらはガキで、なぜかムラムラしてる幼いガキでしかないんだ。俺には理解できないね」

ノエル・ギャラガーは続けて、音楽業界で女性が不遇を受けているという話を聞いたことがあるかと訊かれ、次のように答えている。「何も聞いたことがないよ。もしかしたら映画業界なんかは、階段を上るために男のボスに媚びる必要があるかもしれないんだろうけどさ。言ってること分かるか? けど、音楽業界では、素晴らしい曲を書いたのが女の子だったとしても、それは素晴らしい曲なんだ。俺が思うに、音楽業界はもっと平等だと思うよ」

ノエル・ギャラガーは続けて語っている。「あの子なんかは…ケイシャだっけ? ケシャだっけ? 名前はなんだったかな? その子の周囲では何か起こってるみたいだけどさ。俺の視点で見れば、俺はリタ・オラをよく知ってるんだけど、彼女を一例として挙げてみよう。彼女は本当に素晴らしいし、フェスティバルで一緒になることもあるけど、そこで俺たちがレコード会社の重役たちに囲まれてる時も――他の人たちなんかも同じように扱われてると思うんだけど――彼らは彼女に男たちと同じような敬意を持って接してるよ。ハリウッドでは対照的に、そういうわけにはいかないみたいだけどな」

「音楽業界にいたら女性蔑視になる余裕なんてないんだよ」とノエル・ギャラガーは続けている。「つまりさ、俺はいつだって女性の栄光についての曲を書いてきたわけで、それで今のキャリアを手にしてるんだ。女性に囲まれてることに感謝してるし、彼女たちを物のように扱ったりなんかしないし、彼女たちは大抵、そこらの男たちより遥かに面白いんだよ」

「女性蔑視の気持ちを理解できた試しがないよ。俺は女性に育てられたわけだしな。親父はほとんどいなかったから、それが俺の人生なわけで。分かるだろ?ごく最近まで女性のツアー・マネージャーと仕事をしてたし、俺は彼女たちが金を持って逃げることはないだろうなって信頼を置いてたよ。俺はロンドンのオフィスにいて、俺の船の舵取りをするオフィスなわけだけど、12人くらいスタッフがいたかな?その8人が女性だよ。彼女たちは素晴らしいよ」

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