フローレンス・アンド・ザ・マシーンのフローレンス・ウェルチは現地時間10月8日、デヴィッド・ボウイの名作『ヒーローズ』の魅惑的な裏話に迫ったBBCによる1時間のドキュメンタリー番組で案内役を務めている。
ドキュメンタリーは、歴代のベスト・アルバムの一枚と見なされている、10曲からなるアルバムの40周年を記念して制作されたものとなっている。
フローレンス・ウェルチは、デヴィッド・ボウイがベルリンに在住していた際に制作したベルリン三部作の一枚である本作の制作過程を解き明かすため、アルバムのプロデューサーであるトニー・ヴィスコンティやイギー・ポップへのインタヴューに加え、デヴィッド・ボウイ自身のアーカイヴ資料などを用いて紹介している。
ベルリンに移住する前に苦しんでいた薬物中毒についてデヴィッド・ボウイはアーカイヴ・インタヴューの一つで次のように語っている。「単にやりすぎたのさ。僕は何度もオーヴァードーズ寸前まで追い込まれたんだよ。まるでハンドルの利かなくなった車に乗って崖に向かっているような感じで、タイヤに何を施しても崖っぷちに連れていかれてしまうような感じだったね。その状況から抜け出さなければって思っていたら、ベルリンに辿り着いたってわけさ」
ドキュメンタリーでは、ベルリンという都市がアルバムに与えた影響や、デヴィッド・ボウイの人生、『ヒーローズ』におけるジャーマン・テクノのサウンドについても考察されている。
ドキュメンタリーは、残り28日間の間こちらで聴くことができる。
http://www.bbc.co.uk/programmes/w3cstyg0
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