デイヴ・グロールは、ドナルド・トランプ大統領の台頭とそれに続く「保守主義の高まり」がフー・ファイターズのニュー・アルバム『コンクリート・アンド・ゴールド』の歌詞にどうやって反映されたかについて語っている。
デイヴ・グロールは『ケラング!』誌に父親であることと、いかにドナルド・トランプ大統領が悪い形で将来の方針を決めているかが自身の世界観に大きな影響を与えたと語っている。
「これまで歌詞を書いてきた、それぞれの時代すべてに目を向けてみると、それぞれ独自の言及があって、違った様相をしてるんだ」とデイヴ・グロールは語っている。「このことは、かなりはっきりと分かったね。父親となった今、俺はこれまでよりもさらに考えなくちゃいけないんだ。俺たちは全員、以前ほど自由じゃないってことに気付けたと思うよ」
「すべての面でね。なんていうか、選挙前にアメリカで政界がヒートアップし始めて、俺がこれまで考えていた以上に、より多くの俺たちの生活への脅威があるってことが明らかになったんだ」
デイヴ・グロールは次のように続けている。「ある候補者を見てみれば、環境や外交面での未来をあからさまに無視しているわけでね。女性の権利に関して言えば、俺には3人の娘がいて、彼女たちは俺より何十年も長生きするんだからさ。もし、建設的で進歩的な変化がなければ、どうやって彼女たちはやっていくんだ?」
デイヴ・グロールはまた、ドナルド・トランプの台頭に付随した「保守主義の高まり」の中でアメリカにいることは、自身が10代の頃に感じた「疎外感」を思い出させると続けている。
「おかしな話なんだけどね」とデイヴ・グロールは語っている。「それはティーンエイジャーだった頃の、俺の初期の、疎外されていたパンク・ロックの感覚をかなり刺激するよね。その頃はすごく保守的なヴァージニアの地域のド真ん中にいて、青いベッドルームで自分を宇宙人みたいに感じていた幼いフリークスだったんだ」
先日、フー・ファイターズはチェスター・ベニントンとクリス・コーネルの死を受けて、自殺とメンタル・ヘルスの問題について語っている。
フー・ファイターズは、9月15日にニュー・アルバム『コンクリート・アンド・ゴールド』をリリースし、現地時間9月19日にサポート・アクトにアイドルズを迎え、ロンドンのO2アリーナで一夜限りのライヴを行う予定となっている。
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