ザ・コーティナーズは現地時間5月27日にマンチェスターのLCCオールド・トラッフォード・クリケット・グラウンドで感動的かつ挑戦的な凱旋ライヴを行い、オアシスの“Don’t Look Back In Anger”のカヴァーを披露している。
アリアナ・グランデのマンチェスター公演で起きたテロ事件により22名が亡くなり、多くの負傷者を生むことになったが、ザ・コーティナーズは予定通り公演を行っている。そのため会場内と周辺のセキュリティと警察の数は増員されたが、サポート・アクトとしてキャベツ、ブロッサムズ、ザ・シャーラタンズが出演し、恐怖や緊張に覆われた雰囲気はなかったという。
ライヴの冒頭でフロントマンのリアム・フレイは、先日のハリファックス公演と同じく、テロ事件後、ソーシャル・メディアで拡散することになったライアン・ウィリアムズの詩『ザ・ビーズ・スティル・バズ』を5万人強の観客に向かって読み上げている。特に「俺たちは労働者の街であり、俺たちは怠け者の街であり、俺たちはジャージや聖書やブルカの街なんだ」といったフレーズや、「お前たちが俺たちを倒したと思ってるなら、俺たちが誰か分かってないんだ」といったフレーズで、歓声が巻き起こることになった。
その後、バンドは“Are You in Love With a Notion?”でライヴをスタートさせ、ザ・コーティナーズの定番の楽曲やファンに人気の楽曲を演奏したという。“Acrylic”、“Lose Control”、“Fallowfield Hillbilly”、“ake Over The World”といった楽曲でハイライトを迎えるなか、本編最後となったリアム・フレイ一人によるアコースティック・パフォーマンスではオアシスの“Don’t Look Back In Anger”も披露している。“Don’t Look Back In Anger”は、先日アリアナ・グランデ公演で起きたテロ事件の犠牲者を追悼するために市の中心部に集合した際、市民によって合唱されている。
観客が撮影したパフォーマンスの映像はこちらから。
ライヴを“Not Nineteen Forever”と“What Took You So Long”で締めくくった後、リアム・フレイは観客に次のように語っている。「マンチェスター、違う状況下で会えればよかったな。みんなは自分たち自身にとって誇りと言えるような、そんな人々だよ。来てくれたこと、そして、こんなにも勇敢であったことに感謝するよ。それは簡単なことのはずがないからね。今日は俺たちの人生において最高の夜だよ」
この日のザ・コーティナーズのセットリストは以下の通り。
Are You in Love With a Notion?
Cavorting
Acrylic
Lucifer’s Dreams
Push Yourself
No One Will Ever Replace Us
Summer
Lose Control
Sycophant
Bide Your Time
Fallowfield Hillbilly
Take Over the World
Small Bones
The 17th
Acoustic:
Please Don’t
Don’t Look Back In Anger (Oasis cover)
Encore:
Modern Love
Here Come the Young Men
Not Nineteen Forever
What Took You So Long?
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