デトロイト市警察は米『ビルボード』誌に対してクリス・コーネルの死因について自殺の可能性があると語っている。
クリス・コーネルは現地時間5月17日にサウンドガーデンとしてライヴを行っており、全20曲のパフォーマンスを行っている。代理人のブライアン・バンベリーはその数時間後に彼が亡くなったことを「AP通信」に語っている。
デトロイト市警察のメディア担当局長であるマイケル・ウッディーは事件の時の状況について次のように語っている。「警察隊が到着した時、クリス・コーネルが部屋で発見されたことを伝える男性に迎えられました。警官が部屋に入ると、クリス・コーネルはバスルームに倒れていました。応答はなく、彼は亡くなっていました。我々は自殺の可能性を捜査しています。しかし、死因やその状況について断定するには検視官を待たなければなりません」
クリス・コーネルは、1984年から1997年にかけてシアトル出身のグランジ・バンドであるサウンドガーデンのフロントマンを務め、2010年に再結成されてから現在までも同バンドのフロントマンとして活動していた。サウンドガーデンは1994年に発表した『スーパーアンノウン』で最も成功を収めており、同作で全米1位を獲得したほか、全世界で約900万枚を売り上げている。
クリス・コーネルはその後オーディオスレイヴのフロントマンを務め、2002年から2006年にかけて3枚のアルバムをリリースしている。また、クリス・コーネルはソロとしても4枚のアルバムをリリースしており、最新作は2015年の『ハイヤー・トゥルース』となっている。クリス・コーネルは今年1月、チャリティ・ライヴでスティングと共演して、ザ・ポリスやサウンドガーデンの楽曲を披露している。
クリス・コーネルは2006年、映画『007 カジノ・ロワイヤル』に主題歌として“You Know My Name”を提供しており、同曲は全英でトップ10にランクインしている。
クリス・コーネルは、2番目の妻であるヴィッキー・カライアニスと、3人の子供を遺して亡くなっている。
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