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ザ・ストロークスのギタリストであるニック・ヴァレンシは、ザ・キラーズの人気についてこころよく思っていなかったことを認めている。

ニック・ヴァレンシのコメントはリジー・グッドマンによる新たな書籍『ミート・ミー・イン・ザ・バスルーム:リバース・アンド・ロックンロール・イン・ニューヨーク・シティ、2001- 2011(原題)』に掲載されている。同書は2000年代におけるザ・ストロークスやザ・ヤー・ヤー・ヤーズ、LCDサウンドシステム、インターポール、ヴァンパイア・ウィークエンドといったニューヨークのインディ・バンドの隆盛を描いたものとなっている。

本書の中でニック・ヴァレンシは次のように語っている。「こんな感じの会話をしたことがあるよ。『げっ、俺たちの曲のほうがザ・キラーズの“Mr. Brightside”よりいいのに、どうしてあれをみんなが聴いてるんだ?』ってね」

両バンドのライバル関係について言及されたのは今回が初めてではなく、ザ・キラーズのフロントマンであるブランドン・フラワーズは自身のデビュー・アルバム『ホット・ファス』よりもザ・ストロークスのデビュー・アルバムのほうが優れていると認めている。

2012年にもブランドン・フラワーズは『NME』に対してザ・ストロークスのアルバム『イズ・ディス・イット』を聴いて「落ち込んだ」と語っている。「あのアルバムはまさに完璧なサウンドだったんだ。それで、それまで取り組んでたものをすべてなしにしてね。唯一残って収録されたのが“Mr. Brightside”だったんだ」

ザ・ストロークスは現在、ニュー・アルバムに取り組んでいると見られている。ザ・ストロークスは2013年発表の『カムダウン・マシーン』以来、フル・アルバムはリリースしていない。

「新作についてはまさに取り組んでいるところなんだ」と昨年10月にベーシストのニコライ・フレイチュアは『NME』に語っている。「今じゃみんなも分かっている通り。締切は僕らの得意とするところじゃないからね。それにサプライズとか期待感のようなものも新曲のリリースする時の騒ぎの一部ではまだあるわけだからさ」

ギタリストのニック・ヴァレンシもザ・ストロークスがニュー・アルバムの制作中であることをみとめている。

「僕たちはゆっくりと、だけど確実にアルバムに取り組んでるんだ」とニック・ヴァレンシは『DIY』誌に語っている。「いつリリースになるかは分からないけど、僕たちは曲を書くセッションを行っているところなんだ。まさに曲を書いてるんだよね」

「今はニューヨークにいて、ニューヨークにあるスタジオで作業してるんだ」と彼は続けている。

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