スウェードのフロントマンであるブレット・アンダーソンは回想録を出版する契約を結んだことが明らかになっている。
ブレット・アンダーソンは出版社のリトル・ブラウン社と自身の自伝の出版契約を結んでおり、リトル・ブラウン社によれば、その内容は「彼(ブレット・アンダーソン)の頬骨ほどシャープ」なものになっているという。
『ガーディアン』紙は回想録の書名が『コールド・ブラック・モーニングス(Cold Black Mornings)』になると報じている一方で、『ザ・ブックセラー』は『コール・ブラック・モーニング(Coal Black Mornings)』になると報じている。いずれにせよ、このタイトルはブレット・アンダーソンの母親の死と、元恋人のジャスティーン・フリッシュマンをライバルのデーモン・アルバーンに奪われた喪失感を指しているという。
本書はブレット・アンダーソンの生い立ちや彼の「風変わりな父親」、そして1990年代初頭の「閉塞したイギリス」が描かれており、2018年春の刊行が予定されている。
「あまりにも素晴らしい回顧録なので、作者が誰であろうと出版したいと思ったよ」と出版元のリチャード・ベスウィックは語っている。
「本作が、世界的に成功したバンドを結成した人物によって書かれているという事実も、その魅力を増幅させている。だけど、根本的に内容が最高水準のものなんだ。『ボーイズ・ライフ』やアラン・ジョンソン(イギリス労働党の政治家)の回顧録、さらにイールズのマーク・オリヴァー・エヴェレットやトレイシー・ソーンによって書かれた音楽本の隣に並べても違和感のない代物なんだ」
一方、ブレット・アンダーソンは、3月17日に発売されるボックス・セット『コレクテッド・ソロ・ワーク』より、ソロ楽曲の”Forest Lullaby”を最近公開している。
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