ドイツのクラウト・ロック・バンド、カンが来年50周年を迎えるのを記念して、ロンドンのバービカン・センターで4月に「ザ・カン・プロジェクト」と題した一連のトリビュート・コンサートが行われることが決定している。
コンサートではカンのキーボーディストだったイルミン・シュミットが「ア・オマージュ・トゥ・カン」と題してロンドン交響楽団の指揮をとるとのことで、「バンドの最も名高い楽曲からの引用や抽象化したものを組み合わせた」ものになるという。
また『スピン』によれば、元ソニック・ユースのフロントマンであるサーストン・ムーアは過去のカンの楽曲をカヴァーするとのことで、カンのドラマーであるヤキ・リーベツァイトとオリジナル・ヴォーカリストのマルコム・ムーニーと共演するという。
カンのベーシストであるホルガー・シューカイとダモ鈴木は現時点でラインナップに加わっていない。カンのギタリストであるミヒャエル・カローリは2001年11月に亡くなっている。
さらにフェイバー&フェイバー社はカンの新たな伝記を出版することも明らかになっている。本書はザ・ワイアーのロブ・ヤングが執筆するという。
サーストン・ムーアは今年チェルシー・マニングを支援するためのカセットテープのシングルをリリースしている。
“Chelsea’s Kiss”は“Sad Saturday”という楽曲と共にカセット・ストア・デイにリリースされている。
収益の一部はチェルシー・マニング・サポーティング・ネットワークに寄付され、弁護費用に使われる。カセットテープの中には両面印刷の「チェルシー・マニングを解放せよ」と書かれたカードが封入されていた。
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