デッドマウスは、いわゆるEDMの「死」について語り、「もうおしまいだ」と宣言し、さらにこのジャンルが「商業化」してしまったことについて「一部責任」を負っていると語っている。
本名をジョエル・ジマーマンというカナダ出身のデッドマウスだが、常にこの件については率直に発言しており、2014年の時点で米『ローリング・ストーン』誌にEDMは「ゆくゆくはめちゃくちゃに自爆するだろう」と語っていた。
米『ローリング・ストーン』誌の最新インタヴューでデッドマウスは2015年の時点で「自爆」していたと2014年の自身の発言について明かしている。
「どこに行っちまったんだよ? 85%がクロス・オーヴァーしてるだろ」と彼は語っている。「もうおしまいだよ。革新を起こす人々の手から離れてしまったんだ。まったく草の根のものじゃないんだ。俺にも一分責任はあるよ。俺も商業化するのには加わってしまったからね。飽和状態なんだよ」
EDMが復活することはあるのかどうかという問いに対しては「デタラメなものは続いていくんだろうけど、もう復活することはないよね」と続けている。
「ディスコはシカゴの倉庫から発展していった。その次はテクノだった。それはやがてEDMになった。ジャンルについてはすごく考えさせられるし、難しいよね。昔と同じくらい人気があるかっていうね。音楽においては完全に1周して戻ってきたものってないからね」
彼はまた、デッドマウスと同じように被り物をしてライヴを行う男性のエレクトロニック・アーティスト、マシュメロの出現については言葉を選んで話している。
「待ってくれ。マシュメロのようなアーティストのことを言ってるのか? マシュメロのような人ってことかい? このことについてははっきりしとこうぜ。俺は誰がヘルメットなんて被ろうと気にしないよ。どうでもいいんだ。その論理でいくなら、俺はダフト・パンクをパクッたことになる。ムカつくのは、ツイッター上で絡んでくる野郎がいることだ。『お前が荒らしてきたんだ、僕も荒らす』みたいにね。何でもいいんだけどさ。マーケティングのテクニックとしてはそんなことさせちゃダメなわけだからね。ソーシャル・メディアによれば、俺がすることといったら、そこらに座って、そいつらの写真を燃やしてるだけらしいよ」
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