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レナード・コーエンの息子であるアダム・コーエンは父親への追悼の意を捧げるテキストを公開している。

レナード・コーエンは11月7日に亡くなっており、身内による葬儀が行われた翌日である11月11日にこの事実は公表されている。

2014年にアルバム『ウィ・ゴー・ホーム』をリリースしている自身もミュージシャンのアダム・コーエンは、現地時間11月12日にフェイスブックで父親について綴った感動的なメッセージを公開している。

その全文訳は以下の通り。

「妹と僕は父親をモントリオールで埋葬しました。近親者と何人かの長年の友人と共に、簡素な松の木の棺桶に入れて、母親の隣の地面に埋めたのです。彼に言われたその通りにしました。これを書きながら、父親の謙遜と尊厳のユニークな組み合わせや、親しみやすい優雅さ、尊大さのないカリスマ性、昔ながらの紳士らしさ、そして彼の手によって築き上げられた作品群について考えています。最後にもう一度だけ、彼に感謝したいと思っていることが沢山あるのです。彼の提供してくれた暮らし、彼が分けてくれた知恵、長期間に及ぶ会話、素晴らしいウィットとユーモアに感謝しています。モントリオールとギリシャを愛することを教えてくれたことにも感謝しています。そして、音楽に感謝しています。まず、僕が少年の頃に魅了された彼の音楽に、そして、僕自身の音楽を支援してくれたことに、最後に、彼と一緒に音楽を作るという特権を与えてくれたことに感謝しています。親切なメッセージや、共感の思いを寄せてもらっていること、そして僕の父親への愛を注いでくれることについて、みなさんにも感謝します」

https://www.facebook.com/AdamCohenMusic/posts/1284718111589008:0

アダム・コーエンはレナード・コーエンの死が公表された後、米『ローリング・ストーン』誌に対して父親は「自身の最高傑作の一枚を完成させたという思いと共に」安らかな眠りにつき、「持ち前の独特なユーモアで最後の瞬間まで言葉を書き留めていた」と明かしている。

音楽界から様々な追悼のコメントが寄せられるなか、コールドプレイのクリス・マーティンもロンドンのパラディアムで11月11日に行った公演で、レナード・コーエンの“Suzanne”のカヴァーを披露し、追悼の意を表明している。

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