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ジョニー・マーはモリッシーがEU離脱を支持し、イギリス独立党党首のナイジェル・ファラージに賛同しているという発言について反応を示し、ザ・スミスの再結成が実現しそうもない理由としてお互いの政治的価値観もあるかもしれないとしている。

先月、モリッシーがイギリスのEU離脱をめぐる国民投票の結果を「立派」だと評し、ナイジェル・ファラージを「自由主義教育者」と呼んだことはファンの間でも波紋を呼ぶこととなった。

今回、ザ・スミスでモリッシーと共に活動をしていたジョニー・マーは、そんな彼と距離を置こうとしている。

「僕が言えるのは自分のことだけだけどね。僕はまったく必要だとは感じてないんだ」とジョニー・マーは「スカイ・ニュース」にザ・スミス再結成について訊かれて語っている。「前に進むことが好きなんだよ。ニューヨークでは僕とアンディ・ルークで一緒に演奏したけどね。彼は何曲か僕と演奏してくれてね。本当に素晴らしかったよ。でも、正直それくらいで十分かなって思うんだ」

さらに、イギリスのEU離脱やナイジェル・ファラージに関するここ最近のモリッシーの発言を受けて、「イデオロギーの面で共通のところはおそらくあまり多くない」ことを認めている。

「いつもそのことを忘れちゃうんだけどね」とジョニー・マーは語っている。「いつも他人伝いに聞くからね。けど、もし本当にファラージを応援してるなら、誰もが想像できるだろうけど、ちょっとした欠点だよね」

先月、モリッシーは次のように語っている。「イギリスのEU離脱の決定についてもあの結果は立派だったのに、BBCやスカイ・ニュースはそれを受け入れようとしないんだよ。だって彼らは、BBCやスカイの戯言に洗脳されなかった大衆を嫌っているからね。こうしたニュース・チームはまさにフォックスや CNNと同じなんだ。自分たち自身の神話のリアリティを生み出すために大衆の愚かさに完全に依存しきっているという点でね」

オーストラリアのニュース・メディアに対しても、「ジョージ・ギャロウェイやナイジェル・ファラージのような自由教育者はBBCによって忌み嫌われているんだ。二人はすべての人民の平等に敬意を払っているからね」とモリッシーは語っている。

ジョニー・マーは自伝のなかで2008年にザ・スミスの再結成の可能性について話し合うためにモリッシーと会ったことについて述べているが、後に再結成を切望していないと語っている。

ジョニー・マーの自伝『セット・ザ・ボーイ・フリー(原題)』は11月3日に刊行されている。

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