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マニック・ストリート・プリーチャーズの新作について「クラシックでメロディアス」だと、バンドと長年コラボレーションを行ってきた映像監督のキーラン・エヴァンスが述べている。

バンドは先日、彼らの新しい映画『ビー・ピュア、ビー・ヴィジラント、ビヘイヴ』のプレミア上映を行っている。この作品は2014年、バンドの名作『ホーリー・バイブル』の20周年を記念して行われたツアーの様子を収めたライヴ・コンサート作品で、英国アカデミー賞受賞監督のキーラン・エヴァンスにより制作されている。

現在、次のアルバムを制作中のバンドを撮影しているのかという『NME』の問いに、キーラン・エヴァンスはこう答えている。「いや、してないんだ。僕は『リワインド・ザ・フィルム』、『フューチャロロジー<未来派宣言>』に加え、『ホーリー・バイブル』と『エヴリシング・マスト・ゴー』という彼らの大傑作2枚で仕事をしたんだけど、今回の映画は終わりという感じじゃなく、僕らが次にやることへつながるドアを止めてる小さなドアストップなんだよね。バンドはスタジオを引っ越さなければならなかったし、いろいろと何とかしなくちゃならないことがあった。彼らは撮影されるのが嫌いだしね。だから、彼らから新しい方法をうまく引き出さなくちゃならないね! 僕は全力で手を尽くして、バンドに新たなドキュメンタリー『エスケープ・フロム・ヒストリー』(※今後公開が予定されている)を制作するように後押ししたわけだけどね。楽曲の神秘とマジックを明らかにしたいんだ。新曲を2曲聴いたけど、驚くべき、素晴らしい出来だったよ」

キーラン・エヴァンスは、これらの楽曲のサウンドについて「とても、とてもメロディアスなんだ」としている。

「アコースティック・ギターだけだったけど、たくさんのメロディがあるんだ」と彼は続けている。「主題となるのは、みんながマニックスに期待しているような、変わらないものだよ。だけど、楽曲はいい意味でのクラシックなテイストでフックがある――『センド・アウェイ・ザ・タイガース』、『エヴリシング・マスト・ゴー』、『ディス・イズ・マイ・トゥルース・テル・ミー・ユアーズ』みたいにね。彼らはあの方向性を探求したいんだろう。でも分からないさ――闇が降りて来るかもしれないしね」

昨年『エヴリシング・マスト・ゴー』の20周年を記念してツアーを行ったマニック・ストリート・プリーチャーズだが、2014年発表の『フューチャロロジー<未来派宣言>』に続く通算13作目のアルバムを来年リリースするものと見られている。

今年5月、音楽サイト「ギグワイズ」のインタヴューに答えて、ベーシストにして作詞担当のニッキー・ワイアーは次のように述べている。「ある晩、ジェームスが僕に1つ新しい楽曲を弾いてくれて、それが本当に美しく豊かなメロディだったんだ。それが彼が目指すものだったんだよ。その時のね。でも、言ってきたように、もしそれが完璧じゃなかったら、それはただ発表されないだけなんだ。今年ダメだったら、多分来年かな。僕らにとっては長い空白だね。こんなに長く待つのは慣れていないんだ」

「ジェームスは昨年たくさんELOを聴いていて、それが彼が今追求しているものなんだ。僕はたくさんのリリックをほぼ仕上げてある。だけど、本当に書きたいことが何なのか見つけるために少し時間が欲しいね」

さらに彼は次のように続けている。「奇妙なことに、僕自身の外側で書いたリリックが2つ、3つあるんだ。滅多にやらないことなんだけどね。“Dylan and Caitlin”というリリックがあって、これは僕がケイトリンとディラン・トーマスの関係を想像しようとしているんだ。自分の外側にいるのに成功したか、まったく自信がないね。でも、やってみたんだよ」

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