Andy Willsher/NME

Photo: Andy Willsher/NME

レディオヘッドのギタリストであるエド・オブライエンは、自身初となるソロ・アルバムを来年リリースする意向を明らかにしている。

トム・ヨークやフィル・セルウェイ、ジョニー・グリーンウッドの足跡を辿るが如く、エド・オブライエンは自身の音源をリリースする見込みだという。

「ソロでのフル・アルバムみたいなものをやってみようかと思ってるんだ。山頂でレスポールを持って髪をなびかせ、全編エド・オブライエンってものを作るっていう感じかな」とエド・オブライエンはBBC6・ミュージックでマット・エヴァレットの「ザ・ファースト・タイム」にて語っている。「2年前まではやる気はなかったんだけど、今は乗り気なんだ。来年作るつもりだよ」

アルバムのインスピレーションについては次のように明かしている。「興味深いことにブラジルがきっかけなんだよ。2004年と2006年に子供が生まれて、僕はみんなに言ったんだ。5年後に僕と妻は1年間ブラジルに行って生活するってね。何かから逃げたかった訳でもなくて、ブラジルに行かなければいけないと思ったんだ。バンドには、アルバムを作れないと思わないでくれ。僕が遅れて合流出来ようが出来まいが、僕なしでもアルバムを作ってくれていいって伝えたよ。その時、僕はそれまでバンドとたくさんの冒険をしてきたことを実感してたからね。次は家族と冒険したいって思ったんだ」

エド・オブライエンは次のように続けている。「そして、僕らはブラジルへ引っ越したんだ。ブラジルの田舎にね。ちょうどこの部屋くらいの大きさの小屋が隣にある、小さな農園に住むことにしたんだ。そこでの生活はいたってシンプルだったよ。子供たちは地元の学校へ通わせた。誰も英語が話せないから、子供たちはロールプレイングとかの言葉遊びで勉強したんだ。生活はシンプルなパーツにまで縮小していったよ。僕にとってのそれは音楽と家族だった。僕は毎日、湖の隣の美しい小屋から丘を登って散歩して、そこで曲を書いてたんだ。いろんな機械を持っていってね。トム(・ヨーク)が『君は本当にプロ・ツールズを使ってやることは本当に上手いよな!』って言ってくれてたからね。だから、僕はそれに専念することにしてみたんだよ。今まで専念してみたことがなかったからさ。でも、取り組んで8週間して思ったんだ。『これは違う。これはゴミだ!』ってね」

「僕はただ座ってギターを弾きたかっただけなんだよね。その年の2月にカーニバルに行ったんだ。親しい友人に誘われて、僕と妻でリオのサンボードロモへ行ったんだよ。『何てこった。地球で一番のショウだ』って思ったね。2日間で12のサンバ・スクールが出場するんだけどさ、列をなして踊っていくんだ。それぞれ1時間20分の持ち時間があって、サンボードロモと呼ばれる場所をパレードして行くんだよ。1マイルの長さのストリップみたいな感じだよ。オリンピックでも披露されてたけどさ。夜10時から朝6時まで続くんだ。僕が体験したなかで間違いなく、確実に、最も素晴らしい音楽だったね。もちろん、バテリアと呼ばれるビートも良かった。ポリリズムみたいな感じなんだ」

「みんなが歌っているんだよ。サンバ・スクールそれぞれに4000人はいたはずだよ。僕は曲を書きくこととその場にいて感じたことが相まって『何てこった。音楽はこうにもなれるのか』って感じだったんだ。僕にとってはかなり深い体験で、インスピレーションとなってソングライティングの意欲を完全満たしてくれたよ。音楽にはあんな楽しい一面があるのかってね。ただ、多くのブラジル音楽のように暗い側面、メランコリーな部分もあって、僕たちはみんなそれを感じてるし、認識しているんだ。だけど、人間であることを祝福すべきなんだよ。それは僕たちの冒険の一部なんだから。あの経験は僕のターニングポイントになったよ」

同じインタヴュー内で、エド・オブライエンはジャック・ホワイトのサード・マン・レコーズで2012年にレコーディングされた音源がなぜリリースされないかについても説明している。

また、レディオヘッドは先日、最新作『ア・ムーン・シェイプト・プール』よりポール・トーマス・アンダーソンが監督した“The Numbers”のビデオを公開している。

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