カニエ・ウェストの妻のキム・カーダシアンが現地時間10月2日夜、フランス、パリのホテルの部屋で銃で脅されて強奪にあったことが報じられている。
キム・カーダシアンの広報担当者は『ビルボード』誌に次のように語っている。「キム・カーダシアンは夜、パリのホテルの部屋で、警察官の格好で武装したマスク姿の男2人組に銃で脅されて動けなくなっていました。彼女はひどく動揺していますが、肉体的なケガは負っていません」
強盗犯は、主に宝石など数億円相当の貴重品を強奪しており、警察がBBCに語ったところによると「被害総額はまだ調査中」だという。この事件はパリの現地時間午前3時くらいに、マドレーヌ寺院の後ろにある人目の少ない高級邸宅で起きている。キム・カーダシアンは2014年、カニエと結婚する前に、少なくとも1度はそこに滞在していたことがあるという。
一方で、CNNは事件の続報を伝えており、フランス内務省によると、男5人組が武器でコンシェルジュを脅し、コンシェルジュに手錠をかけた上で、キム・カーダシアンが滞在する建物を開けるように強要していたことが明らかになっている。またパリの検察庁によると、男5人のうち2人が彼女の部屋に入ることができたと伝えられている。
さらに内務省の広報担当と検察庁の発表をまとめると、キム・カーダシアンは浴室に監禁されており、その間に携帯電話2台、400万ユーロ(約4億5600万円)相当の指輪、500万ユーロ(約5億6900万円)相当の宝石箱が盗まれたことが明らかになっている。
キム・カーダシアンはパリのファッションウィークに母親のクリス・ジェンナー、妹のケンダル・ジェンナー、姉のコートニー・カーダシアンとともに出席していた。カニエ・ウェストは現地時間9月28日までキム・カーダシアンと一緒に過ごしている。
キム・カーダシアンはファッションウィーク中ずっと、ソーシャルメディア上でファッション・ショーに向かう自身の写真をシェアしている。現地時間の日曜日にはボディーガードと一緒にいる写真を公開し、「この男性がいつも私を銃弾から守っているの!」とツイートしていた。
This guy is always in my shot! pic.twitter.com/7LC6ewaYPO
— Kim Kardashian West (@KimKardashian) October 2, 2016
キム・カーダシアンは現地時間10月2日にバレンシアガのファッション・ショーに出席しており、パリの現地時間2時半には、スナップチャットにホテルの部屋へ戻る自身の姿とともにフェイスタイムに映る弟のロブ・カーダシアンと婚約者ブラック・チャイナの映像を公開している。
ファッション・ウィーク中の先日には、連続セレブ襲撃犯のヴィタリ・セディウクが、パリのレストランに入店しようとするキムに突進してきたのを、彼女のボディーガードが素早く取り押さえている。
ニューヨークで開催されていたメドウズ・ミュージック&アーツ・フェスティバルに出演していたカニエ・ウェストは、”Heartless”のパフォーマンス途中に「申し訳ない。家族の非常事態で、ショーを中断しないといけないんだ」と述べ、ステージを早めに切り上げている。
このフェスティバルの主催者であるファンダーズ・エンターテインメントが、事件に関する声明を発表している。「家族の非常事態のため、カニエ・ウェストは終盤に差し掛かっていたパフォーマンスを終わらせる必要がありました。私たちは彼がファンのために素晴らしいショーを行い、メドウズ・フェスティバルを締めくくってくれたことに感謝しています。私たちは、彼と彼の家族の無事を祈っています」
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