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スマッシング・パンプキンズのフロントマンであるビリー・コーガンは、ニルヴァーナの『ネヴァーマインド』のプロデューサーを務めたブッチ・ヴィグについて語っている。

スマッシング・パンプキンズはブッチ・ヴィグと彼のスマート・スタジオで1991年発表の『ギッシュ』のレコーディングを行っている。『ネヴァーマインド』の一部もスマート・スタジオでレコーディングされている。なお、ブッチ・ヴィグによるスマート・スタジオは2010年に経営面の問題から閉鎖されている。

スタジオのあったウィスコンシン州マディソン出身の映像作家、ウェンディ・シュナイダーはスマート・スタジオに関するドキュメンタリー映画『ザ・スマート・スタジオ・ストーリー』を制作し、今年のSXSWで初公開されている。9月25日より全米で2ヶ月にわたって巡回上映が行われるのに先立ち、米『ローリング・ストーン』誌のサイトではビリー・コーガンのインタヴュー映像が公開されている。

「ブッチ・ヴィグは、妙な夢から醒めた人みたいだったよ。彼は信じられなかったんだ。自分がチャートの1位を獲ったアルバムのプロデューサーだなんてね。世界でナンバー・ワンのアルバムのプロデューサーになったわけだからね」と彼は語っている。

「僕らは彼を祝福したよ。でも、『これは一体何を意味するんだ?』ってことと取っ組み合ってる彼の姿を見たよ。だって、ブッチ・ヴィグのそれまでの歩みの大半はロックンロールに無視されてきたようなものだったからね。彼はこの小さなスタジオを始めて、小規模なインディのレコードを作り、夕陽の中へと車を走らせて、ビールを飲んでたわけだからさ」

「ブッチが成功したら、みんな『ここでは何かが見つかるのかな?』って言い出したんだ。そして、彼にはスタジオを成功的な形で運営していくためにたくさんやらなきゃいけないことがあったんだよ」

ニルヴァーナの『ネヴァーマインド』は1991年の9月24日にリリースされており、一昨日そのリリースから25周年を迎えている。

アルバム・ジャケットには赤子のスペンサー・エルデンの写真が使用されているが、今回の25周年を記念して、アルバム・ジャケットのポーズを再現している。現在25歳のスペンサー・エルデンは、カリフォルニア州パサデナのローズ・ボウル・アクアティクス・センターのプールに入り、ジョン・チャペルが写真を撮影している。

新たに撮影された写真はこちらから。

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