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ロンドン市長のサディク・カーンは、ロンドンのクラブ、ファブリックを営業停止としたイズリントン議会の決定に憤りを表明している。

15万人近くの人々がファブリック存続のために署名をしたにもかかわらず、イズリントン議会はクラブ内でのドラッグ使用を「コントロールすることができない」として営業停止を採決している。

現地時間9月6日に行われた7時間に及ぶ会議の中でファブリックの経営陣は、多くの来場客がファブリックの入場口でのドラッグ検査が非常に厳格なものだと考えている証拠を提出している。

議会と警察に対して「常識的な解決法」を訴えていたサディク・カーン市長は、ファブリックの閉鎖はロンドンで近年閉鎖した多くのクラブの象徴だと述べている。

自身もファブリックに行っていたサディク・カーン市長は声明のなかで次のように述べている。「ロンドンの象徴的なクラブは、文化的な景観に欠かすことのできないものです。クラブは安全でなければなりませんが、ファブリックとイズリントン議会、警察が公共の安全について合意に至らなかったことに落胆しています」

閉店は250人のスタッフが職を失うことを意味しており、サディク・カーン市長は次のように続けている。「この決定の結果として、ロンドンの象徴的なナイトライフをファブリックで楽しんでいた何千もの人々が締め出されてしまうことになります。ファブリックの問題は、ロンドンのナイトライフ経済を全員にとって安全で楽しめるものにするために、これからどのようにプロジェクトを進めていくかに関わってくるものです。過去8年間でロンドンは半分のクラブを失い、40%のライヴハウスを失っています。ロンドンをワールドクラスのナイトライフが楽しめる、眠らない街として存続させるためには、この衰退は何としても止めなければなりません」

サディク・カーン市長は先日、ロンドンのナイトライフを監督する役職「ナイトライフ長官」を新たに新設すると発表している。ファブリックの閉鎖を受け、この新しい役職がいかに重要になるかについて語っている。「私は今、クラブやライヴハウスのオーナー、地方の関係機関、警察、利用者を一つにするナイトライフ長官の任命に着手しています。このような問題は一つの組織や公共団体では解決できません。我々はロンドンをワールドクラスのナイトライフが楽しめる眠らない街として、共に存続させていくのです」

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