ED MILES/NME

Photo: ED MILES/NME

ブリング・ミー・ザ・ホライズンのフロントマン、オリー・サイクスとキーボーディストのジョーダン・フィッシュは、チャリティのためにキリマンジャロ登山を行うことを明らかにしている。

二人は8日間で5895メートルの高さがあるタンザニアの名所の山頂に到達することを目指しているという。

この登山は、サウサンプトン総合病院の小児集中治療センターに寄付を行うために計画されている。この病院では、ジョーダン・フィッシュの生まれたばかりの息子が先日、脳出血の治療を受けたという。

ジョーダン・フィッシュは募金サイト「ジャスト・ギビング」にて今回のチャレンジの背景について語っており、小児集中治療センターが他の病院に移るまで息子の命を守ってくれたこと、容態を安定させてくれたことを明らかにしている。

「8月21日の日曜の夜、俺たちのまだ生後4日の息子、エリオットが苦しんでたんだ。最終的に脳出血だったことが判明したんだけどね。妻のエマと俺はすぐ行動を起こしたよ。エリオットが泣いていて、それは”普通”じゃないことが起きてるからだって感じたんだ。朝早くに救急車を呼んで、あの子が落ち着けるように、意識を失わないように、そして生きてもらうためにベストを尽くしたんだ」

「俺たちがザ・ノース・ハンプシャー病院に着く頃までに、エリオットは何度か無呼吸になって、発作を起こしている状態だった。エマはなんとか生きてもらおうと救急車でエリオットを抱きかかえてたよ。まるでエリオットが離れていってしまうって感じてたみたいでね。病院スタッフは昏睡状態に陥っていたエリオットの呼吸を取り戻して、落ち着かせて容態を安定させようとしていたんだ」

「到着して1~2時間してエリオットの容態が安定したって分かってから、エリオットの脳を検査してみたんだよ。そうしたら、脳の中央部分が深刻な出血を起こしていて、何か異常な組織がそれを引き起こしていたことが分かったんだ」

「それで、月曜日の早朝に、俺たちは救急車でサウサンプトン総合病院の小児集中治療センターに移されてね。そこで、素晴らしいチームによる24時間の監視体制の中で5日間を過ごしたんだ」

「サウサンプトンの小児集中治療センターはイングランド中南部屈指のセンターなんだ。14床のセンターで、生まれたばかりの赤ちゃんから18歳の子供まで一人一人がユニットケアを受けられる上に、外科から内科まであらゆる領域のスペシャリストの下で、難病患者から怪我の患者まで治療が受けられる。このセンターにはイングランド南部や中部から年間に950~1000人が訪れているんだ。入院患者の数ではイギリスの小児集中治療センターで6番目の規模であり、患者の生存率ではトップを誇っている。子供たちはそこから遠方のプリマスやミルトン・キーンズ、チャンネル諸島に移されるんだ。このセンターは24時間体制の緊急サービスを行っていて、おかげでエリオットを無事にノース・ハンプシャーからサウサンプトンに移すことができたんだよ」

ジョーダン・フィッシュは、この出来事がきっかけで「病院のために何かいいことがしたい」と考えるようになり、新しいベッドを購入するための資金を登山で集めることを思いついたのだという。

息子のエリオットの現在の状況についてジョーダン・フィッシュは、「まだ先はとても長いから、1日1日が重要だよ」と語っている。

「それでも、あの子は今も生きようと闘っているんだ。自分で呼吸しているし、俺たちは毎日小さな進歩を見ることができている。この小さなファイターはもう回復の驚くべき兆しを見せてくれているよ。まだ治療を始めて間もないのにね。本当に小児集中治療センターのナース、お医者さん、神経学者さん、スタッフの方々のおかげだよ」

ジョーダン・フィッシュとオリー・サイクスのプロジェクトへの寄付はこちらから。

https://www.justgiving.com/fundraising/JordanandOli

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