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メタリカの伝記がコミック本として発売されたことが明らかになっている。

『オービット:メタリカ』というタイトルのこの本は、28ページ仕様のコミック本で、原作をマイケル・L・フリーゼルが、イラストをジェイフリー・ハシムが担当しており、メタリカの結成とキャリアを追った内容になるという。

既に『オービット:メタリカ』は発売中で、購入者はアヴェンジド・セヴンフォールドのアルバム・ジャケットを手掛けるデヴィッド・A・フリーゼルによる表紙を2種類のなかから一つ選べるようになっている。

オンラインでは、最初の数ページのジェイムズ・ヘットフィールドの物語を読むことができる。

吹き出しでは以下のように語られている。「ブラック・サバスは60年代の俺たちにとってすべてだった。彼らの音楽はカッコ良かった。だって完全に反ヒッピーだったから。俺はビートルズが嫌いだった。ジェスロ・タルも嫌いだった。その他の楽しそうな奴もね。人生はそんなものじゃない」

今年4月に語られたところによれば、メタリカの新作については4分の1のところまではきているという。カーク・ハメットが語ったところによると、「いい曲がたくさんあり」、数百のリフが使える状態にありつつも、バンドはまだ本格的にレコーディングを始めていないという。

「現時点では曲は変わり続けている状態なんだよね。決まってるものはまだないんだ。まだ選り分けなきゃいけない素材がたくさんあるんだ。曲としても12曲以上あるし、リフについては200〜300以上あるんだよね。だから、どの時点でプロジェクトを始めるか言うのは難しくてね。まだ50%にもきてないんじゃないかな。大体、25%か、まあ30%くらいの感じなんだよね。まだ、はっきりとは言えないんだけど、取りかかっているのは間違いないし、曲もあるし、どうやって曲を書いてレコーディングするのか決めている最中なんだよね」

一方、メタリカのドラマー、ラーズ・ウルリッヒによると、音楽業界の衰退はストリーミングのせいではなく、アーティストに「刺激がなくなってしまった」せいだという。

「BBCワールド・サービス」によるインタビューで、ラーズ・ウルリッヒは「ストリーミングは音楽業界にとって良いものだと信じている。『ストリーミングはあまり稼げない』という人がいるけど、ストリーミングは皆が選択した結果だと思う。これは業界を構成するファンの選択であり、ストリーミング・サービスに楽曲提供したアーティストたち、そして彼らを代表するレコード会社の選択なんだ。15年前はこんな選択肢は存在しなかったよ」

「新しい音楽をあまり聴かなくなった理由は、聴きたいと思う素晴らしい音楽が減ったからだ」とラーズは続けている。

「人気の音楽はただ今年のトレンドを繰り返すだけだ。ビートルズやマイルス・デイビスやジミ・ヘンドリックスのような、俺たちをまったく未知の音楽の領域に連れていってくれるものとは、かけ離れているんだ」

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