ジ・アンダートーンズはバンドにとって最初の2作であるセルフ・タイトルのデビュー・アルバムとセカンドの『ヒプノタイズド』を、バンドの結成から40周年を記念して、リマスターしたアナログ盤とデジタルでリリースすることを明かしている。
また、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインのケヴィン・シールズがオリジナルのマルチ・トラックから作業を行った“Get Over You”の7インチも180gの赤の重量アナログ盤でリリースするという。
1979年にリリースされたセルフ・タイトルのファースト・アルバムは、ロンドンのエデン・スタジオでレコーディングが行われ、UKアルバム・チャートで13位を記録している。アルバムには“Here Comes the Summer”や“Jimmy Jimmy”といったシングルをはじめ、大きな影響を与えることとなった“Teenage Kicks”が収録されている。
“Teenage Kicks”のミュージック・ビデオはこちらから。
翌年の1980年にリリースされたジ・アンダートーンズのセカンド・アルバム『ヒプノタイズド』はオランダのウィッセロード・スタジオと、ロンドンのエデン・スタジオでレコーディングされ、プロデューサーをロジャー・ベチリアンが務めており、最高位となるUKアルバム・チャート6位を記録している。アルバムには“My Perfect Cousin”、“Wednesday Week”といったシングルが収録されている。
2013年にジ・アンダートーンズのベーシストであるマイケル・ブラッドリーは、もう少しで“Teenage Kicks”を作らなかったことを明かしている。彼はBBCニュースに対して、この曲はもう少しでお蔵入りになるところだったと語り、
「僕らは人間関係的な真っ只中にいてね。フィアガル・シャーキーはバンドを抜けたがってたんだよ」とマイケル・ブラッドリーは説明している。「バンドがどこに向かってるのか分からないと思ってたのかもしれないし、テレビ・アンテナの設置が彼のやりたかった仕事だったのかもしれない。でも、僕がバンドのメンバーを代表して、彼と話すことになったんだ」
「バンドの活動の中心となっていたオニール兄弟の家から電話してね。『わかった。脱退するんだろ。でも、なんでアルバムが完成するまで待てないんだ?』って言ったんだ」
ジ・アンダートーンズは完成した楽曲をジョン・ピールに送り、それを気に入ったジョン・ピールはBBCラジオ1の番組で2回連続でかけたことで知られている。
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