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フー・ファイターズのデイヴ・グロールはAC/DCと“Highway To Hell”で共演した時のことを振り返り、「ステージを降りて、泣き出してしまった」と語っている。

フー・ファイターズはプリティ・レックレスに代わって9月8日にセントルイスで行われた公演でAC/DCのサポート・アクトを務めており、当時デイヴ・グロールは自分にとって「まさに夢が叶った」瞬間だったと述べている。

当初、サポート・アクトは「一夜限り」の予定だったが、悪天候により9月25日から延期された、ニュージャージー州のメットライフ・スタジアムで行われたツアー最終公演でもフー・ファイターズが再びAC/DCのサポート・アクトを務めている。

この日、ブライアン・ジョンソンはデイヴ・グロールから“Highway To Hell”で共演したいと頼まれたことを明かして、デイヴ・グロールはギターを持ってステージに登場して、AC/DCとの共演を果たすこととなっている。

今回、デイヴ・グロールはこの時のことを振り返って、共演後に「ステージを降りて、泣きだしてしまった」と語っている。

「彼らと一緒に演奏できるなんて信じられなかったよ」とデイヴ・グロールはニュージーランドのラジオ局「ザ・ロック」に語り、2公演目で共演した時の様子について語っている。

「クレイジーだったね。というのも、“Highway To Hell”を演奏している時にステージの袖に妻がいたんだ。だから、ステージを降りて、泣き出してしまった。赤ん坊のように泣いてしまったんだ」とデイヴ・グロールは語っている。「声を上げて泣いていた。信じられなかったんだよ。『これまでの全人生が一周して繋がったようだ』と思ったんだ。忘れることはないだろうね」

デイヴ・グロールはAC/DCのステージについて「これまでで立ってきたステージでも最も音が大きかった」として、AC/DCを「世界で最もラウドなバンド」と評しつつ、AC/DCから受けた衝撃について改めて語っている。「ロックンロールをあんな風に演奏するなんて当時は知らなかったんだ。それまではロックンロールといえば、ザ・ビートルズやキッスみたいなものだと思っていた。酸素ボンベが必要になるほど汗だくになっている人なんて、それまで観たことがなかった。その時、『大人になったらああなりたい。あの人みたいになりたい』って思ったんだ」

AC/DCとフー・ファイターズが一緒にライヴを行うのは今回が初めてだったが、フー・ファイターズが2021年にチャリティ・イベント「VAX LIVE」でヘッドライナーを務めた際、AC/DCのフロントマンであるブライアン・ジョンソンをスペシャル・ゲストとして迎えている。新型コロナウイルスのワクチン接種を支援するための資金を集めることを目的としたその公演ではブライアン・ジョンソンがバンドと共演して、“Back In Black”を披露している。

サポート・アクトを務めることが最初に発表された際、デイヴ・グロールは次のように述べている。

「昨日のことのように覚えている。AC/DCが1980年にリリースしたライヴ映像作品『LET THERE BE ROCK』はロックンロール・パフォーマンスが持つ、あの生々しく根源的な力に初めて触れさせてくれた作品だった。ザ・ビートルズのアルバムは持っていた。キッスのポスターも持っていた。古い壊れたアコースティック・ギターもあった。誰もいない隙に廊下のクローゼットの鏡の前で演奏する真似事をしたりもしていた。でも、親友のラリー・ヒンクルと共にワシントンD.C.のダウンタウンにあるアップタウン・シアターに行った11歳のあの運命の夜ですべてを目の当たりにしたんだ」

「終始、身を乗り出して見入っていて、それまで経験したことのないものだった。たった5人の人間がステージにおいて楽器だけであれほどの激しさを生み出し、それを体現できるなんて。しかも、あの堂々たる態度、あのグルーヴ、そして、あの危険さ……完全に衝撃を受けた。思考は溶け、永遠に変わることになった。自分の心臓は情熱とインスピレーションで今にも爆発しそうだった」

「あの映像作品、あのバンド、彼らが数十年にわたって生み出してきた時代を超えるアンセムがなければ、間違いなく私の音楽人生への向き合い方はまったく違うものになっていただろう。だから、もし自分がドラムセットを徹底的に叩き壊すような激しいプレイをしたり、何時間もギターを激しくかき鳴らした挙句、汗だくになってステージの端から端まで走り回ったりしている姿を見たことがあるなら、その理由が今ならわかるはずだ。私がずっと求めていたのは、いつの日かAC/DCのステージが見せるあの畏敬の念を抱かせるほどの猛烈なエネルギーに少しでも近づくことだった。まあ、それは不可能なことなんだけどね」

「そして、今回、1980年のあの運命の夜以来初めて、フー・ファイターズが毎晩のライヴで観客に持てる力のすべてを出し尽くそうと俺に決意させた紳士たちとステージを分け合うことになる。まさに夢が叶った瞬間だよ。だから、目にものを見せてやるよ」

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