
Photo: James Kelly
ブラーのグレアム・コクソンは自身のソロ作品全カタログを対象とした再発プロジェクトの一環として第2弾となる再発ラインナップを発表している。
この再発プロジェクトは先月、2011年に制作されながらもお蔵入りとなっていたアルバム『キャッスル・パーク』に加え、1998年発表の『ザ・スカイ・イズ・トゥー・ハイ』と2000年発表の『ザ・ゴールデン・ディー』の再発盤がリリースされる形で幕を開けている。
今回、2001年発表の『クロウ・シット・オン・ブラッド・トゥリー』、2002年発表の『キス・オブ・モーニング』、2004年発表の『ハピネス・イン・マガジンズ』の3作品が9月11日にトランスグレッシヴ・レコードから再発されることが発表されている。
各アルバムはCDとブラック・ヴァイナルのほか、独立系レコード店およびグレアム・コクソンの公式オンラインストア限定でカラー・ヴァイナルも販売される。
『クロウ・シット・オン・ブラッド・トゥリー』はブラッド・レッドとブラックのスプラッター柄の2枚組LPとして、『キス・オブ・モーニング』はターコイズ・カラーの2枚組LPとして、そして『ハピネス・イン・マガジンズ』はディープ・ブルーのLPとしてリリースされる。
9月11日にはライヴ・アルバム『ライヴ・アット・ザ・ゾディアック』の全14曲収録ヴァージョンも初めてストリーミング・サービスで配信開始される。
『ライヴ・アット・ザ・ゾディアック』は『ハピネス・イン・マガジンズ』に伴うツアー中に2004年6月3日、オックスフォード・アカデミーで行われたコンサートを収録したものとなっている。この公演の模様は元々2005年3月にDVDとしてリリースされており、全14曲のライヴ映像も今後公開される予定となっている。
今回のリリース発表に合わせて、“Bittersweet Bundle Of Misery”のライヴ映像も公開されている。
『クロウ・シット・オン・ブラッド・トゥリー』はグレアム・コクソンの3作目のソロ・アルバムであり、前作『ザ・ゴールデン・ディー』で見せたノイジーなアプローチと、より静謐でフォークに影響を受けた楽曲とが融合した作品となっている。
「あのアルバムには、時に完全なカオスのような部分もあるけれど、静かな曲も入っているんだ」とグレアム・コクソンは語っている。「当時はまだ、様々な音楽や自分に何ができるかを探求していた時期だった。自然だと感じられれば、どんなタイプの音楽にも挑戦してみるつもりだったんだ」
『キス・オブ・モーニング』についてグレアム・コクソンは次のように語っている。「やりたいことを自由にやっているという感覚があったね。サウンドを広げつつ、曲の中に少し落ち着きを見出し始めていたんだ」
一方、スティーヴン・ストリートと共に制作された『ハピネス・イン・マガジンズ』は当時グレアム・コクソンにとって商業的に最も成功したソロ・アルバムとなっている。同作には“Freakin’ Out”や“Bittersweet Bundle Of Misery”といった楽曲が収録され、2005年のNMEアウォーズでベスト・ソロ・アーティスト賞を受賞している。
「“Bittersweet Bundle Of Misery”や“Freakin’ Out”は最初に書いた曲の2つだったんだ」とグレアム・コクソンは語っている。「『あれ、もしかして曲作りが少し上達してるんじゃないか?』と思ったのを覚えているよ。『真剣に取り組んで、何でも自分でコントロールしようとしないほうがいいかもしれない』ってね」
自身のソロ作品全般を改めてリリースすることにした理由を尋ねられると、グレアム・コクソンは次のように答えている。「単に『よし、すべてを整えて、リリースしてみよう』と思ったんだ。もしかしたら、見過ごされている傑作があるのかもしれないけど、みんながどれだけのものをそこから見出してくれるかは分からない。いくつかいい曲もあるんじゃないかな」
グレアム・コクソンは次のように続けている。「最初の3作は少し荒削りな作品群だね。当時はソングライターとしての自分を確立できていなかったけれど、サウンドには興味を持っていた。実際、そこが重要だったんだ」
今後は『ラヴ・トラヴェルズ・アット・イリーガル・スピーズ』、『ザ・スピニング・トップ』、『A+E』といったソロ・アルバムに加え、『ジ・エンド・オブ・ザ・ファッキング・ワールド』や『スーパーステイト』のサウンドトラックがリリースされる予定となっている。
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