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ブラック・サバスとオジー・オズボーンによる最後のライヴがバーミンガムに2000万ポンド(約39億円)の経済効果をもたらすと報じられている。
ブラック・サバスとオジー・オズボーンは現地時間7月5日にバーミンガムのヴィラ・パークで「バック・トゥ・ザ・ビギニング」と題して最後のライヴを行うことが決定している。ブラック・サバスはオジー・オズボーン、ギタリストのトニー・アイオミ、ベーシストのギーザー・バトラー、ドラマーのビル・ワードという結成メンバーによるラインナップで20年ぶりにライヴを行うことになる。
ウェスト・ミッドランズ地域振興会による発表によれば、このコンサートは地域経済に大きな刺激を与えることになるという。ブラック・サバスの最後のライヴは「史上最高のヘヴィ・メタル・ライヴ」と評されており、その経済効果については2000万ポンド(約39億円)と試算されていて、音楽、スポーツ、食を通じて7月上旬にバーミンガムには30万人の訪問者が訪れることになるとされている。
妻でマネージャーのシャロン・オズボーンは声明で次のように述べている。「バーミンガムはオジーにとって非常に大切な街です。ヘヴィ・メタルという音楽も、ブラック・サバスの結成も、アストン・ヴィラへの愛も、すべてはここから始まったのです」
ウェスト・ミッドランズ地域振興会によれば、ブラック・サバスの最後のライヴが行われる週末はバーミンガムのホテルは89%が埋まっているという。この週末にはジェフ・リンズELOのコンサート、エジバストンでのクリケットの試合、コルモア・フード・フェスティバルも開催される。
昨年7月の同時期にはバーミンガムのホテル稼働率は52%で、そこからは大きな改善が見られている。これはカフェ、バー、企業、ライヴハウスにも大きな恩恵を与えることになるという。
今年2月、シャロン・オズボーンとトニー・アイオミは「バック・トゥ・ザ・ビギニング」がどんなものになるかについて語っている。
シャロン・オズボーンはコンサートについて「なおも健在である昔の楽曲を称えるものになる」と語っている。
「キャリアにおいては、何をやっても前にやっていたことに及ばないという段階はやってくる」とシャロン・オズボーンは語っている。「過去の成功に甘んじて、『みんなは今も好きだと言ってくれているし、売れてもいる。昔ほどのことはできないよ』と言うようなものだけど、それで充分なのよ」
シャロン・オズボーンは最後のライヴについて「ジャンルを切り拓き、それを次のバンドへと受け継いだパイオニアを称えるもの」になると述べている。「こういうことって大抵は亡くなった時に行われることだけど、生きている間にそれが認められるというのは素晴らしいことだと思う」
参加する豪華ラインナップについてシャロン・オズボーンは次のようにコメントしている。「最後に全員が集まった時の写真を想像できる? アイコンが大集合よね。最後の写真はとんでもないものになるだろうし、歴史に残ると思うわ」
先日、オジー・オズボーンは『ガーディアン』紙のインタヴューで健康な状態でライヴをやることを目標にしていると語っている。
「出るつもりだよ。最善を尽くすつもりだ」とオジー・オズボーンは語っている。「登場するしかないだろ」
オジー・オズボーンは次のように続けている。「昔は2時間のステージをやって、走り回ったり、飛び回ったりしていた。今はそんなに走り回ったり、飛び回ったりすることはできないと思う。座っているかもしれない」
「それぞれ何曲かしかやらないと思う。『だまされた』なんて思ってほしくないからな。だから、オジー・オズボーンの曲にしても、ブラック・サバスの曲にしても、数曲をやる予定なんだ」
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