フー・ファイターズが昨日ツイッターで予告していた公式声明をYouTubeで発表している。
『ニューヨーク・ポスト』のエンタテインメント・サイト「ページ・シックス」は、デイヴ・グロールのソロ・プロジェクトが進行中の可能性について報じており、ツイッター上の多くのファンはバンドの解散の可能性について推測していた。しかし、バンドの広報担当者は『エンタテインメント・ウィークリー』誌に、バンドが解散するという内容については「極めてバカげてる」と語っていた。
7分を超える動画のなかで、デイヴ・グロールはシンセサイザーを使った打ち込みでソロに転向しようとし、残りのメンバーは代わりのヴォーカリストを探す様を冗談で描きながら、動画の最後で「百万回言ってるけど、俺たちは解散しません。そして、誰もソロなんかに転向したりしません(For the millionth time, We’re not breaking up. And nobody’s going fucking solo!)」というキャプションを掲載している。
公開された動画はこちらから。
フー・ファイターズは昨年11月に『セイント・シシリア』EPをリリースしており、その際、デイヴ・グロールはニルヴァーナの後を追って結成したバンドの、はっきりとしていない未来についてヒントを与えるメッセージを執筆している。
「おそらくこれらの曲は、これまで来た道を引き返すのを手助けしてくれるパンくずのようなものなんだ。そうする時が来たんだよ」とリリース時にデイヴ・グロールは綴っている。「今のところは森のなかを素敵に彷徨っているところなんだ。まだ何も書かれていない新たな日記帳があって、新たに肩をポンと叩いてみるっていうね。決して遠く離れたところまで来てしまったわけじゃない。俺を興奮させてくれる森にいるっていうのが当面のことなんだ」
また、昨年夏に『エンタテインメント・ウィークリー』誌に語ったインタヴューでは、デイヴ・グロールはバンドが「家族」であって、解散はしないと譲らなかった。「バンドは音楽グループ以上のものなんだ」と彼は語っている。「バンドは家族であり、、俺たちの生き方になってるんだよ。お互い大好きだしね。フー・ファイターズが空港に現れて、俺たちを乗せてくれる4台のSUVが待ってたとしても、俺たちは1台に乗るんだ。いまだにそうなんだよ。それが俺たちのやり方なんだ。当面は解散しないだろうね。それって祖父母が離婚するようなものでさ。おかしすぎるだろ」
『セイント・シシリア』EPは5曲の新曲を収録しており、バンドのワールド・ツアーの終了と共にリリースされた。ワールド・ツアーではUKでの巨大ギグがあったほか、スウェーデンでは足を骨折している。
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