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パルプのフロントマンであるジャーヴィス・コッカーは「ブリットポップ」という言葉に対する自身の見解を語り、「ずっと嫌いだった」と述べている。
ジャーヴィス・コッカーは24年ぶりとなるニュー・アルバム『モア』をリリースしたのに際して『NME』のインタヴューに答えている。
ジャーヴィス・コッカーは会話の中でオアシス、スーパーグラス、スウェードといったバンドがシーンに再び台頭している「ブリットポップ・ルネッサンス・サマー」について、なぜこうしたバンドがまた人気を獲得しているのかについて尋ねられている。
「ブリットポップという言葉はずっと嫌いだったんだ。自分から進んでその言葉と結びつこうとするようなことはなかった」とジャーヴィス・コッカーは語っている。
「インディ・バンドがメインストリームのシーンに波を起こし始めたという定義がなされる前は面白い時代だった。革命が起こるかもしれないと思っていた」とジャーヴィス・コッカーは説明している。「もし人々が再びそのような感覚を抱いているなら――自分ならではのものを作り出して、それが注目を集めるということがあるのであれば、それはいいことだよ思うよ」
「アティテュードが戻ってくるなら楽しみだよ。それは『ブリットポップ』なんていう言葉じゃない。ひどい言葉だよね」
オアシスの再結成公演を観に行くつもりはあるかと尋ねられると、ジャーヴィス・コッカーは次のように答えている。「ゲストリストに入れてくれるなら、彼らのやっていることは観たいよね」
パルプは2001年発表の『ウィ・ラヴ・ライフ』以来、24年ぶりとなるニュー・アルバム『モア』を6月6日にラフ・トレード・レコーズよりリリースしている。
ジャーヴィス・コッカーは新作についてプレス・リリースで次のように説明している。「実は2023年にツアーを再開したとき、サウンドチェックの合間に”The Hymn of the North”という新曲を練習していた。そして、シェフィールド・アリーナでの2日目の公演の最後に、それを披露した。それが新しい扉を開くきっかけになった。その後、2024年前半にかけて、アルバムに収録される楽曲が次々と生まれた。中には、前世紀から温めていたアイデアを復活させた曲もある。1曲は、リチャード・ホーリーが作曲した。もう1曲は、ジェイソン・バックルが作曲した。イーノ家(ブライアン・イーノ他)がバックコーラスを担当している曲もある。リチャード・ジョーンズがストリングス・アレンジを手がけ、それをエリジアン・コレクティヴが演奏した」
「レコーディングは、2024年11月18日からロンドンのウォルサムストウで3週間で行われた。パルプ史上、最短期間で完成したアルバムだ。この作品は生まれるべくして生まれたということなのだろう」
新作のストリーミングはこちらから。
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