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ファイア・フェスティバル2は正式に延期されることが発表されている。

開催予定日まで2カ月を切ったファイア・フェスティバル2の延期はまずチケット購入者とニュースレター登録者に対してEメールで発表されており、その後、ABCニュースが公のメディアとして報じている。

ファイア・フェスティバル2はチケット購入者に対して次のように述べている。「イベントは延期され、新たな日程が今後発表される予定です。払い戻しも行われますし、新しい日程が発表されて都合がつく場合には再購入も可能です」

デッドマウスも延期が発表されたスクリーンショットを投稿して、フォロワーにイベントが延期となることを伝えている。

ファイア・フェスティバル2は5月30日から6月2日にわたってメキシコのムヘーレス島で開催される予定となっていた。チケットは2月に発売され、2017年に大失敗となったファイア・フェスティバルの続編として開催に疑いの目が向けられることとなっていた。

ファイア・フェスティバル2の開催発表後、地元当局と観光局はフェスティバルは存在していないという見解を発表していた。ムヘーレス島の観光総局のエドガー・ガスカは『ガーディアン』紙に次のように語っている。「私たちはこのイベントについてまったく知りませんし、この件に関していかなる人物や企業とも連絡をもらっていません。私たちにとっては存在を把握していないイベントなのです」

今月、主催者のビリー・マクファーランドは地元当局から開催の許可を得ていたが、300人未満の12時間のリスニング・パーティーでなければならなかったことが明らかになっている。

当初、ビリー・マクファーランドは開催を発表した時に行った記者会見で40組のアーティストがライヴ・パフォーマンスを行い、1800人のゲストが訪れるイベントを想定していると語っていた。

ビリー・マクファーランドが8年前に企画した無謀なファイア・フェスティバルはバハマのプライベート・ビーチで2週末にわたって開催される予定だったが、参加者が現場に到着した途端、不十分な環境と食料と水の不足で、現実はまったく違う状況であることが明らかになっている。その模様はネットフリックスで『FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー』というドキュメンタリーとして配信されている。

ビリー・マクファーランドは複数の詐欺罪を認めることで2022年に釈放されている。

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