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ジョン・ライドンは再び再結成したセックス・ピストルズを批判しており、セックス・ピストルズに加入することはないと語っている。
ジョン・ライドンは先日『NME』のインタヴューでフランク・カーターを迎えて再結成したセックス・ピストルズを「カラオケ」と批判していた。
今回、通信社による新たなインタヴューでセックス・ピストルズの再結成に参加することはあるかと訊かれて、ジョン・ライドンは次のように語っている。「ないね。俺としてはあいつらは汚いことをしたと思っていて、その後ではウォルト・ディズニー的な意識の高い世界に浸らせておくわけにはいかない。彼らはコンテンツを殺してしまったし、全力で幼稚なゴミの受け入れがたいものに変えてしまった」
ジョン・ライドンは次のように続けている。「申し訳ないが、そんなことにこれ以上手を貸すわけにはいかない。俺の意見としては俺がピストルズだ。あいつらは違う」
ジョン・ライドンはダニー・ボイルが監督した2022年の伝記映像作品『ピストル』におけるセックス・ピストルズの楽曲使用をめぐって、ギタリストのスティーヴ・ジョーンズとドラマーのポール・クックと法廷闘争を行っており、最終的にジョン・ライドンは敗訴している。
セックス・ピストルズの再結成ラインナップについてジョン・ライドンは次のように続けている。「2023年にはビリー・アイドルを迎えて、今度はフランク・カーターで、俺の曲をやっているんだろ。ピエロのサーカスをやっているんだ」
ジョン・ライドンは『NME』のインタヴューでも再結成したバンドのライヴ映像を観る機会はあったかと訊かれると、次のように答えている。「観てないね。でも、フランク・カーターはビリー・アイドルの足跡を辿ることになるんじゃないかな」
「ビリーも可愛そうだった。YouTubeでいくつか映像を観たけど、彼は息を切らしていた。彼には俺の曲は歌えないんだよ(笑)。“No Feelings”が大きな分かれ目なんだ」
ジョン・ライドンは初期の頃のバンドに対するフラストレーションについても言及している。「実験をしたくて“Religion”を書いたんだ。パブリック・イメージ・リミテッドで知られている曲だけどさ。でも、ピストルズの時はうまくいかなかった。『そんなこと言うなよ。俺が言ったことを聞いてなかったのか?』という感じでね。全然つまらないものだったんだ」
「それがフラストレーションだった。でも、繰り返しになるけど、あいつらに手を貸すつもりはないんだ。俺としては、いろいろあってこそ人生は面白いと思うんだよね。どんな形式の音楽も好きだし、リハーサルをやって、ライヴやレコーディングを行って、プレスというギロチンを相手にする度胸がある奴は大好きなんだ。メダルをもらうべきだね」
先日、スティーヴ・ジョーンズは再結成公演についてジョン・ライドンに声をかける「余地もなかった」と語っている。
「話はしていないよ」とスティーヴ・ジョーンズは豪『ローリング・ストーン』誌に語っている。「最後に話をしたのは2008年だ。でも、彼の活躍を願っているよ。本当にそう思う。若い頃は素晴らしい時間を過ごした。そして、それは僕ら全員の人生を変えることになった」
「でも、『ピストル』の法廷闘争の後はジョン・ライドンに声をかける余地もなかった。彼も興味がないと思うよ」
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