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セリーヌ・ディオンは現地時間2月23日にラスベガスで、夫のレネ・アンジェリルが亡くなってから初めてとなるライヴを行い、涙を流している。

セリーヌ・ディオンはシーザーズ・パレスのザ・コロシアムで行われたライヴで“All By Myself”の歌唱中に涙を流している。

レネ・アンジェリルは今年の1月14日にラスベガスの二人の自宅で亡くなっており、咽頭癌と長年の闘いを終えている。享年73歳だった。また、その2日後に兄のダニエルも亡くなっている。彼は脳腫瘍、舌癌、咽頭癌を患っていた。

セリーヌ・ディオンは兄のダニエルが亡くなった日とその翌日にラスベガスのシーザーズ・パレスでのライヴが予定されていたが、どちらもキャンセルしている。セリーヌ・ディオン自身も喉の炎症を原因とする病気を抱えており、2014年にラスベガスとアジアの公演をキャンセルしている。

“All By Myself”のパフォーマンス映像はこちらから。

「人生を通して、夫のことしか目に入らなかったの。彼は毎晩すぐそこにいてくれた。みんなは本当にわたしが彼のことを見つめていたと思うんだろうけど、そんなことしなくてもよかったし、そんな必要もなかったの。だって、目を閉じれば、いつでも彼を感じることができるから」と涙をこらえて語っている。

アンコールの際、観客に感謝の意を伝え、次のように語っている。「間違いなくわたしの全人生のなかで最も困難なショウだったことを伝えなくちゃならないわ。そして、みんなのサポートに感謝したいの」

セリーヌ・ディオンとレネ・アンジェリルは1994年に入籍しており、3人の子供をもうけている。レネ・アンジェリルは、現在47歳のセリーヌ・ディオンのマネージメントを12歳の時から行っている。

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