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ミューズのベーシストであるクリス・ウォルステンホルムはバンドの今後について語り、ニュー・アルバムについて考えていることを示唆している。

クリス・ウォルステンホルムはレオナ・グラハムによるポッドキャストに出演して、2026年に新しいアルバムがリリースされる可能性を匂わせている。

クリス・ウォルステンホルムは現時点でどのレーベルとも契約していない現状について訊かれており、新曲をリリースするにはこの状況が変わることになるかと尋ねられている。

「間違いなく契約することになるだろうね。次のアルバムにはすぐに取り掛かることになると思う」とクリス・ウォルステンホルムは語っている。「ここ何枚かのアルバムはワーナーだったけど、アルバムが出るたびに契約期間を延長してきた。また同じことをするかもしれないし、新しいレーベルになるかもしれない。分からないけどね」

クリス・ウォルステンホルムは2022年発表のアルバム『ウィル・オブ・ザ・ピープル』からこれまで休暇を取ったのは「自然なこと」だと考えており、これまでのように頻繁に新譜を出すつもりはないとも述べている。

「アルバムのツアーを終えても、バンドというのはキャリアが長くなってくると、アルバムの間隔も大きくなってくるんだ。昔みたいに2年ごとに新しいアルバムを出すことはできないと思う。でも、そのおかげで少しリセットして、この先どうなるかを考える機会ができるんだ」

クリス・ウォルステンホルムは「今後数ヶ月とか、すぐに始めることになると思う」と続けている。「6月に何公演か、数えられるほどのライヴをやるんだけど、これが今年やる唯一のライヴになると思う」

「来年まで本格的にやることはないと思うけど、災害とかがなければ、2026年に新しいアルバムが出ることになるんじゃないかと想像しているよ」

先日、クリス・ウォルステンホルムはクロームズという新プロジェクトの詳細を発表しており、2曲のシングルが公開されている。クロームズではクリス・ウォルステンホルムがフロントマンを務めている。クリス・ウォルステンホルムは2012年発表の『ザ・セカンド・ロウ~熱力学第二法則』でも“Save Me”と“Liquid State”でもヴォーカルを担当している。

『ウィル・オブ・ザ・ピープル』以降、マシュー・ベラミーはパートナーのエル・エヴァンスとの間に第二子をもうけており、小説『1984年』のオーディブル版のスコアも手掛けている。

マシュー・ベラミーは『ウィル・オブ・ザ・ピープル』のリリース時、新型コロナウイルスのパンデミックやウクライナ紛争、生活費の圧迫といった事象を振り返りながら、社会全体に変化の予感が訪れていると語っている。「僕たちは革命を望んでいる。それはみんな気づいていると思うんだ。でも、右派の独裁主義の狂人たちが大勢出てくるのはまっぴらだ。それは僕たちが一番望んでいないことだからね」

「そして、極左の完全な共産主義状態も望んでいない。僕たちが望んでいるのはまったく新しい何かだと思う。それが現時点で存在するとは思わないけど、新しいタイプの政治が台頭するかもしれない。僕はそれを『メタ中道主義』と呼ぼう。それはリベラルと個人にとっての自由主義(リバタリアン)的な様々な価値観の間で変動するものとなる。社会生活、なりたいジェンダーになれる状態、そういう感じのものや、土地の所有とか、自然、エネルギーの分配みたいなもっと社会主義寄りのものもね。その二極の間を行き来するものなんだよ」

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