ノエル・ギャラガーはオアシスの『ディフィニトリー・メイビー』のレコーディングで使われたエピフォン・レス・ポールがオークションに出品されることが決定している。
このギターは1994年発表のアルバム『ディフィニトリー・メイビー』の作曲やレコーディングの過程でノエル・ギャラガーによって使われたものとなっている。
このギターはオアシスのデビュー・シングル“Supersonic”のミュージック・ビデオやジャケットにも登場しており、“Live Forever”や“Shakermaker”でも使われている。
今回、サザビーズのオークションにノエル・ギャラガーのチェリー・サンバースト・レス・ポールは出品される予定で、60000ポンドから80000ポンドの値がつくと見られている。
サザビーズは「ポピュラー・カルチャー」部門のオークションを開催することを発表しており、プリンスが使ったヴォックスのギター、ピンク・フロイドやポール・マッカートニー、レディオヘッド、レディー・ガガ、フー・ファイターズらが使用したアビイ・ロード・スタジオのスタインウェイのグランド・ピアノといった他の出品物とともに展示される。
オアシスの“Cigarettes And Alcohol”のレコーディングでノエル・ギャラガーによって使われたジョニー・マーのギターも出品される予定で、20000ポンドから30000ポンドの値をつけると見られている。
オークションは8月29日から9月12日にわたって開催される。
先日、ノエル・ギャラガーはオアシスがリリースした最初の2枚のアルバムの成功に見合うようにしようとしてきたと語っている。
『サンデー・タイムズ』紙のカルチャー・マガジンのインタヴューでノエル・ギャラガーは自身やリアム・ギャラガーのソロ作品が1994年発表の『ディフィニトリー・メイビー』や1995年発表の『モーニング・グローリー』に匹敵するとは思わないと語っている。
「俺たちは『ディフィニトリー・メイビー』のツアーにおける最後の公演から、そのまま『モーニング・グローリー』のレコーディングに入ったんだ。それで、あれから29年が経つわけだけど、あの2枚のアルバムに見合うようにしようとしてきた」
ノエル・ギャラガーはオアシスのデビュー・アルバムしか作らなかったら、今より幸せだっただろうと説明している。「オアシスとして決定的なアルバムだったよな。スピリットがあって、若さゆえの傲慢さがある。10代のアンセムだよ。生々しくて、デタラメはまったくない。あのアルバムだけだったら、今よりも幸せだっただろうね」
ノエル・ギャラガーは次のように続けている。「曲がいいのは分かっていたよ。毎晩ライヴでやっていたからな。ライヴはとんでもなかったからね。でも、当時は単にいいアルバムだった。それ以上でも以下でもなかった。時を経ることでしか、今のようなものにはなれないんだよね」
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