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テイラー・スウィフトカニエ・ウェストのニュー・アルバムで自身の名前を使われたことに対して反応し、広報担当者が彼女がツイッター・アカウントを通じて問題の楽曲のリリースを断っていたことを認めている。

テイラー・スウィフトは、カニエ・ウェストのニュー・アルバム『ザ・ライフ・オブ・パブロ』収録の“Famous”で言及されており、同曲でカニエ・ウェストは「俺は今でもテイラーとセックスしたいかも/なぜって、あのビッチを有名にしたのは俺だから」とラップしている。

『ニューヨーク・タイムズ』紙の記者であるジョン・カラマニカにコメントを求められたテイラー・スウィフトの広報担当者は、事前に歌詞について許可を出していないとし、カニエ・ウェストが女性蔑視的な言葉を使っていることについて牽制している。テイラー・スウィフトは「ビッチ」の一節についてまったく知らなかったという。

FYI re Kanye/Taylor/"Famous" aka mom and dad broke up again

joncaramanicaさん(@joncaramanica)が投稿した写真 –

「カニエは許諾を取ろうとしませんでした。ただ、テイラーのツイッター・アカウントでシングル“Famous”をリリースすることについて尋ねてきたのです。彼女はリリースを断り、このような非常に女性蔑視的な言葉を持つ曲をリリースすることを警告しました。テイラーは『あのビッチを有名にしたのは俺だから』という実際の歌詞についてもまったく知らなかったのです」

カニエ・ウェストは、2月11日の夜にニューヨークのマディソン・スクウェア・ガーデンで行われたリスニング・パーティーとファッション・ショウにてニュー・アルバムを発表している。このイベントは自身がデザイナーを務めるアディダス「Yeezy」のシーズン3の立ち上げとニュー・アルバムの発表を兼ねてのものとなっている。

カニエ・ウェストは2009年のMTVビデオ・ミュージック・アウォーズにて、ビヨンセを押さえて最優秀女性アーティスト賞を受賞したテイラー・スウィフトの妨害をしているが、2015年のMTVビデオ・ミュージック・アウォーズで和解を果たしたことを受け、新曲の歌詞ははからずも過去の因縁を再確認するものとなっている。

今週のはじめにはニュー・アルバムのタイトルの頭文字が「TLOP」になると発表し、それが『ザ・ライフ・オブ・パブロ』の頭文字であることを明らかにしている。

カニエ・ウェストの7枚目となる今回のアルバムは、タイトルが『ウェイヴス』や『スウィッシュ』、『ソー・ヘルプ・ミー・ゴッド』などと二転三転していた。2015年の3月には『ソー・ヘルプ・ミー・ゴッド』と発表されていたタイトルは、数ヶ月経った5月には『スウィッシュ』に変更、そして公式リリースの数週間前には、またもやタイトルを『ウェイヴス』に変えている。カニエ・ウェストは最終的にツイッターにて、最新のタイトルが『ザ・ライフ・オブ・パブロ』であることを発表している。

以下の画像から、アルバムのトラック・リストを確認することができる。

また、カニエ・ウェストは先日SNS上でビル・コスビーの無実を訴え、注目を集めている。

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