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ブラック・サバスのベーシストであるギーザー・バトラーは過去の鬱病について語り、「言葉では言い表せないものだ」と述べている。

ギーザー・バトラーは『トークショップライヴ』のインタヴューでメンタル・ヘルスの問題について語っている。

「本物の鬱病というのは体験しない限り、言葉では言い表せないものだと思う。恐ろしいブラックホールに入るようなものなんだ」とギーザー・バトラーは説明している。

「みんなは『外に出かけて、飲みに行ったり、犬を散歩させたりすればいい』と言うし、医者なんかも『テレビを観たり、本を読んだりすればいい』と言うけれど、何にも興味を持てないんだ」

ギーザー・バトラーは次のように続けている。「自分自身を表現できる唯一の方法は“Paranoid”の歌詞を書くことだった。常に鬱を抱えていたわけではないけど、発作に襲われた時は説明できなくて、精神科医のところに行っても何年も入院させられるんじゃないかと怯えていたんだ」

「だから、医者のところにも行かなくなってしまう。何とかやっていくしかないんだ。自分にとってはどこから抜け出す唯一の方法が歌詞を書くことだった」

ギーザー・バトラーは現在のメンタル・ヘルスの状況を訊かれると次のように答えている。「今はいい調子だよ。1999年に診断されたのが最後だったんだけど、6週間プロザックを投与されたんだ。医師には『すぐには効きませんが、6週間飲み続ければ、やがて普通の感覚に戻るでしょう』と言われたんだ」

「『普通の感覚って?』と思っていたんだけど、6週間後には大きな雲が取り除かれたようだった。素晴らしかったよ」

ギーザー・バトラーは昨年の夏にも自身のメンタル・ヘルスの問題について語り、「時折発作に襲われることになった」と説明している。

ギーザー・バトラーは自分の病状について誰にも明かさず、しばしば 「不機嫌で惨め 」だと非難されることになったと語っている。「『欲しい分の金をもらって家もある。車もあるし、何でもある。何が問題なんだ? 元気出せよ』なんて言われるんだけどさ。そういうものじゃないってことはなかなか理解してもらえないんだよね」

先日、ギーザー・バトラーは1990年代のニューメタルの勃興とスリップノットの存在について評価していることを明かしている。

「当時のメタルは好きだったよ。自分の書くものも影響を受けたんだ。どんな新しいバンドが出てくるのかを見るのは素晴らしかった。それぞれが違ったメタルになっていて、ただマイクに向かって叫ぶだけで、すべてが同じように聴こえるのではなく、それぞれのヴァージョンになっていた。素晴らしくて、いろんなバンドが出てきたんだよ。まさにスリップノットもその一つだった。素晴らしかったね」

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