ポーティスヘッドのジェフ・バーロウはビーク>名義でサプライズでアルバムをリリースしている。
ジェフ・バーロウ、ビリー・フラー、ウィル・ヤングから成るビーク>のアルバムは前作から6年ぶりとなっている。
ビーク>は2009年に始動しており、同年にファースト・アルバムをリリースしている。2012年にセカンド・アルバム、2018年にサード・アルバムをリリースしており、新作は通算4作目のアルバムとなる。ビーク>は「静止したまま、地平線の消失点に向かって突き進む様々な瞬間の別の側面をお届けしたい」と述べている。
アルバムのストリーミングはこちらから。
このプロジェクトについて予告もせず、シングルもリリースしないのはリスナーにその内容を丸ごと受け止めてもらい、トラックリストを作品全体として解釈してもらうためだとメンバーは述べている。
「その核心にはヘッドフォン・ミュージックではなく、”ヘッズ”のための音楽としてのヘッド・ミュージックであってほしいという思いがずっとありました。シングルやプロモ・トラックなしにこのアルバムをリリースするのはだからです」とプレス・リリースには記されている。
「作曲とレコーディングは新型コロナウイルスの奇妙な日々が終わった秋にウェールズのタルサルナウにあるペン・ア・ブランというロッジで始まりました。人里離れた場所で、自分たちだけがいて、遠くにポートメリオンの景色を眺めながら、僕らは作業に取り掛かりました」
プレス・リリースではアルバムの制作と犬がアートワークに登場する理由についても説明されている。
「1曲目の“Strawberry Line”はアルバム・ジャケットに登場する親愛なる友人、アルフィー・バーロウに捧げられたアルバムのガイドとなった曲で、ヨーロッパと北南米のツアーがありながらも、これまで通り、ブリストルのインヴェイダ・スタジオでレコーディングを再開させることになりました」
「何年もライヴやフェスティバル出演を行ったこともあり、ツアーが作曲に影響を与えはじめ、自分たちのことが分からなくなっていました。なので、ファースト・アルバムでいた最初の場所に戻ることにしたのです。期待をゼロにして、ただ一つの場で一緒に演奏してみたのです」
ビーク>は10月から12月にかけてUK&ヨーロッパ・ツアーを行うことも発表している。
一方、ポーティスヘッドのバンドメイトであるベス・ギボンズは初のソロ・アルバム『ライヴス・アウトグロウン』を5月17日にリリースしており、フジロックフェスティバル ‘24に出演することも決定している。
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