Photo: GETTY

オージーのフロントマンであるジェイ・ゴードンはリンキン・パークが新たに女性シンガーを迎えて復帰するという噂について自身の見解を発表している。

ジェイ・ゴードンは先日、ラジオ番組のインタヴューでリンキン・パークが「今は女性のシンガー」を迎えたと聞いたと語っており、これによってリンキン・パークのファンから注目が集まることとなっている。

ジェイ・ゴードンは現地時間3月30日にKCAL 96.7の『ワイアード・イン・ザ・エンパイア』に出演して、リンキン・パークとの関係について次のように語っている。「すごくクールな連中だよ。間違いなく素晴らしいバンドだね。連中とは長い付き合いで、今もやっているんだ」

「チェスター・ベニントンがいないのは大変だけど、でも、どうなるか見てみないとね。今は女性のシンガーを迎えたと聞いたよ。それが僕の聞いたことだね」

さらに訊かれると、ジェイ・ゴードンは次のように述べている。「ここだけの話にしておいてくれ。それが誰かも知らないんだ。でも、女性だとは聞いたよ。彼らはそうやって前に進もうとしているのかもしれない。面白いことになるはずだよ」

ジェイ・ゴードンはこれが噂となったことを受けて、フェイスブックで発言について釈明している。

「リンキン・パークのシンガーの件ですが、私はその件について何も知りません。私の言葉を文脈を無視して取り上げたいのでしょうが、私は彼らのことが大好きですし、最善を願っています」

「私としては『一体どういうことなんだ?』という感じです。自分が知らないことについて何も言ってませんし、話題を持ち出してもいません。私はチェスターのことが大好きですし、彼の代わりは今後もいないでしょう。不思議なことに、あの人物が私に何かを言ってきたのです。その逆ではありません。現実を見て下さい。クールではありません」

新しい女性シンガーの話を持ち出したのはインタヴュアーのマイクZだと言っているようだが、実際にはジェイ・ゴードンが促されることなくその話題を持ち出している。

フェイスブックでジェイ・ゴードンは次のように続けている。「私は他のバンドのことを代わって言うことはありません。彼らは自分たちでうまくコミュニケーションをとっています。もしそのようなことになる時は彼ら自身にニュースを発表してもらえればと思います。私が彼らや他の人にそんなことをすることはありません」

『NME』はリンキン・パークの担当者に連絡を取ったが、コメントは得られていない。

リンキン・パークはグレイテスト・ヒッツ・アルバム『ペイパーカッツ(シングルス・コレクション2000-2023)』が4月12日に全世界同時発売されることが決定している。

『ペイパーカッツ』は“Crawling”や“Somewhere I Belong”といった楽曲から人気の高いレア音源“Qwerty”といった楽曲に焦点を当てながら、作品ごとの時代におけるバンドのこれまでの旅を振り返るベスト盤と評されている。

アルバムには先週公開された未発表音源“Friendly Fire”も収録される。通算7作目のアルバムとなる『ワン・モア・ライト』の制作にむけた2017年のセッション期間中にレコーディングされたこの楽曲では亡きチェスター・ベニントンが「We’re pulling apart for no reason, we’re pulling a trigger in a useless war…what are we fighting for.(理由もなく俺たちはバラバラに引き裂かれ、無駄な争いの引き金を引いていく…何のため俺たちは戦っているのか)」と歌っている。

“Friendly Fire”についてギタリストのブラッド・デルソンは次のように語っている。「“Friendly Fire”は『ワン・モア・ライト』時のセッションで収録した楽曲の中で、常に俺たちのお気に入りの一曲だった。最終制作段階に近づくにつれて何かがしっくり来なくて、一旦この楽曲を脇に置いたんだ。今回グレイテスト・ヒッツ・コレクションに収録する未発表音源を探し始めて、楽曲の力強さ、ストーリー性の力強さ、ヴォーカルの力強さ、そしてそのサウンドスケープに圧倒された。多分、当時俺たちが感じていたよりもはるかに、目指していたところの近くにいたんだっていうことに実は気づいたんだ」

「俺たちは皆で楽曲に取り掛かって、『ワン・モア・ライト』のレコーディング中にはどんな理由があっても表に出ることのなかった失われたピースを繋ぎ合わせていった。皆が楽曲を聴くのが楽しみだ。本当に美しく、力強く、切なくも、希望に満ち溢れたストーリーがあって、今日の自分の心にも本当に響く一曲だよ」

ドキュメンタリー『ボン・ジョヴィ:Thank You, Goodnight』をディズニープラスで見る 広告

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ