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ザ・フーのフロントマンであるロジャー・ダルトリーは肯定的であれ否定的であれ、自身の作品に関するレヴューは読まないと語っている。

ロジャー・ダルトリーは『ザ・タイムズ』紙に「バックステージ・ダイアリー」と題した記事を寄稿しており、最後のキュレーションとなったティーンエイジ・キャンサー・トラストのコンサートを振り返っている。ロジャー・ダルトリーは好評であってもソーシャル・メディアの「いいね」やコメントは「エゴの餌に過ぎない」として読まないようにしていると述べている。

「レヴューは届いているけど、読むことはない」とロジャー・ダルトリーは述べている。「いいレヴューを読んだら、悪いレヴューも読まなくてはいけない。悪いレヴューには腹が立つだろ。レヴューもツイッターも避けるようにしているんだ」

「ソーシャル・メディアは人と話す分にはいいかもしれないけど、コメントやいいねを付けだしたら、エゴの餌に過ぎないだろ。自分のことを人がどう思うかなんて気にしない。そんな生き方はできない」

ロジャー・ダルトリーは80歳を迎えたことについても触れている。「現実的にならないといけない」と彼は述べている。「終わりを迎えようとしているんだ。平均寿命は83歳だからね。運が良ければ、そこまでいけるだろう。でも、物事を動かしてくれる人が必要だね」

昨年、ティーンエイジ・キャンサー・トラストのキュレーターを退くことを発表しているロジャー・ダルトリーだが、3月24日には彼にとって最後となるチャリティ・ライヴが行われている。ロジャー・ダルトリーは24年間にわたってティーンエイジ・キャンサー・トラストのキュレーターを務めてきた。

「オヴェイション」と題された3月24日の公演ではエディ・ヴェダーは娘のオリヴィアとグレン・ハンサードをスペシャル・ゲストに迎えてパフォーマンスを披露している。また、ポール・ウェラーはロジャー・ダルトリーと共演して、“So Sad About Us”を披露している。他にもステレオフォニックスのケリー・ジョーンズ、レッド・ツェッペリンのロバート・プラントらも出演している。

ロジャー・ダルトリーは記事で次のように述べている。「ティーンエイジ・キャンサー・トラストを離れるわけじゃない。30年以上前にチャリティの創始者であるエイドリアン・ホワイトサン博士とマーナ・ホワイトサンと初めて会った時から後援者を務めてきて、それは今後も続いていく。でも、裏方の仕事をしていくことになるんだ。政府と話したり、怒らせたりね」

一方、ロジャー・ダルトリーは6月に9公演に及ぶ「セミ・アコースティック」ツアーを北米で行うことが決定している。

また、ロジャー・ダルトリーは今年1月にザ・フーの今後について語り、「人生の一部が終わる」ことには「満足している」と語っている。

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