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マイ・ケミカル・ロマンスのフロントマンであるジェラルド・ウェイはコミック界に復帰して、ホラー作品となる『パラノイド・ガーデンズ』を刊行することが発表されている。

『アンブレラ・アカデミー』で成功を収めたジェラルド・ウェイは『デッドライン』の報道によれば、ダーク・ホース・コミックスより7月に新シリーズを刊行するという。このプロジェクトはジェラルド・ウェイとショーン・サイモンの共作になる。

ダーク・ホース・コミックスは本作について「デレクが全6巻の猟奇的なエピソードでドクター・フーと出会います」と評しており、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のコンセプト・アートを手掛けたクリス・ウェストンがイラストを担当する。第一巻の表紙は早川モトヒロが手掛ける。

「同じ地下室で過ごした兄弟のような、ハンサムで才能のあるショーン・サイモンと自分たちにとって特別な物語を書くのに戻ってこられて興奮しているよ。そして、ヴィジュアル的にもパワフルで、感情的にも訴えかけてくるコミックという物理的な作品を作るのに巨匠クリス・ウェストンが加わってくれて光栄だよ」

「素晴らしい個々人のグループと共に長年やりたかったことを公開するのにやっと完璧な状況になったんだ」

『パラノイド・ガーデンズ』の概要には次のように記されている。「ルーは奇妙極まりない医療センターの看護師です。スタッフは全員人間というわけではなく、症例は得体の知れないものばかり。宇宙人、幽霊、スーパーヒーロー、クリーチャーたちが廊下を徘徊しており、医師も患者も病院自体も自我を持っているかのようです」

「ルーは最近も仕事で失敗したにもかかわらず、この神秘的な場所において崇高な使命を与えられていると信じ、挑戦に立ち向かうことを決意します。その中で彼女は腐敗したスタッフ、テーマパークの強力なカルト集団、そして彼女自身の個人的な葛藤やトラウマと戦いながら、この難題に立ち向かい、ガーデンに隠された秘密を突き止めなければなりません」

ジェラルド・ウェイはダーク・ホース・コミックスより2007年から2009年、2018年から2019年にわたって『アンブレラ・アカデミー』を刊行している。ネットフリックスでドラマ化された本作は人気を博して、シーズン3までが配信されており、2024年にはシーズン4が配信される予定となっている。

ジェラルド・ウェイは2020年に10代の頃からコミックを書いていたことについて語っている。

「『アンブレラ・アカデミー』が出る前は当時、多くの人が僕のことをバンドのシンガーとして知っていたわけだけどさ」と彼は説明している。

「でも、僕にはコミックとの長い歴史があったからね。自分の物語を作って、15歳の時には祖母のタイプライターを使って形にしてみたんだ。それでニューヨークのスクール・オブ・ヴィジュアル・アーツに行くんだけど、僕の専攻は漫画だった。コミックの授業は全部受けたよ。高学年になった時にはDCコミックスにインターンで入ったんだ。1年くらいインターンをやっていたよ」

一方、マイ・ケミカル・ロマンスは10月19日・20日に開催される今年のホエン・ウィ・アー・ヤング・フェスティバルで『ブラック・パレード』を全編演奏することが決定している。

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