Photo: Lewis Khan

メトロノミーはニンジャ・チューンと新たに契約して、ニュー・シングル“Nice Town”を公開している。

“Nice Town”は「ヒューストン出身のアーティストであるパン・アムステルダムによるニューヨークとのコラボレーション」と評されており、2022年発表のアルバム『スモール・ワールド』以来の新曲となっている。

“Nice Town”のミュージック・ビデオはこちらから。

メトロノミーの結成メンバーであるジョー・マウントは新曲について次のように語っている。「僕のコラボレーションはいつも同じやり方で始まるんだ。主にビートのアイデアをフォルダに入れて送り、何が返ってくるかを見てみるんだよ。いくつかのトラックで遊んでみるアーティストもいれば、何かひとつだけに集中してみるアーティストもいる」

「パン・アムステルダムの場合は後者で、彼から戻ってきたものを聴いた時は『おお、すごい』と思った。オールドスクールなラップ・トラックだけど、パンの場合はラップだけでなく、イギー・ポップとも仕事をするような素晴らしいジャズ・トランペッターでもある」

ジョー・マウントは次のように続けている。「自分にとってはキャリアのこういう段階にいるアーティストとやれるのが楽しいんだ。アーティストを発掘し、自分がインスピレーションを受けるようなものを作ろうというのが全体にある精神なんだ」

コラボレーションしたパン・アムステルダムは次のように続けている。「“Nice Town”は自分自身の戦いについての曲なんだ。内的なものと外的なもの、無形のものと有形のもの。俺は常に、形あるものは自分の目的を果たそうとする試みを褒め称えてくれるかもしれないが、自分自身の目的自体は有形ではないということを心に留めている。私のエゴを満足させるためでもない。『街』というのは自己の内面的な次元を整理するにあたって責めるべき『いい』存在になりうる。内面を整理するのを邪魔して、逃げ込む場所になる新しい『街』を持つのは『素敵な』ことだったりするよね」

ニンジャ・チューンとの契約についてジョー・マウントは次のように語っている。「万感の思いだね。10代の頃、ニンジャ・チューンやワープ、ウォール・オブ・サウンドといったレーベルに憧れていた。彼らが送り出すアーティストたちが、今のミュージシャンとしての僕を作ってくれたんだ。ニンジャ・チューンは時間をかけてレーベルとして成長してきた。それはメトロノミーにも言えることだと思うんだよ」

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