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元モトリー・クルーのギタリストであるミック・マーズはモトリー・クルーのメンバーとの訴訟で実質的に勝訴している。

ニッキー・シックス、トミー・リー、ヴィンス・ニールというモトリー・クルーのメンバーは会社の書類を提出するのに8ヶ月を要したため、訴訟費用を支払うように命じられている。

米『ローリング・ストーン』誌によれば、ロサンゼルス最高裁のジェイムス・C・チャルファント判事は次のように述べたという。「この要求は負担となるものではありません。ミック・マーズは訴訟を起こさざるを得ませんでしたが、訴訟なしには提出が行われなかったことは明らかなように思えます。ミック・マーズは弁護士費用を請求する権利があります」

モトリー・クルー側は11月2日に提出した書類が「回答可能な文書のすべて」だと主張していた。

しかし、12月初旬に提出された1372ページの書類で11月2日の時点では法人設立書と所得税申告書が提出されていなかったことが明らかになっている。

ジェイムス・C・チャルファント判事は「これらの書類はミック・マーズに促されるまでもなく提出されるべきでした」と述べている。「12月8日よりも早くこれらの書類を提出しなかったことは拒否に等しいと言えます」

にもかかわらず、ジェイムス・C・チャルファント判事はミック・マーズが当初リストにはなかった2023年の総勘定元帳を後から請求したため、この訴訟が「実質的には意味がない」とも述べている。この部分を受けて、モトリー・クルー側は自身が勝訴したと見なして、裁判は終わったと述べている。

モトリー・クルー側の弁護士であるサシャ・フリッドは米『ローリング・ストーン』誌に次のように述べている。「裁判は終わりました。それが重要な収穫です」

「申し立てを実質的に意味がないとして裁判を終わらせることで、裁判所はバンド側がミック・マーズに書類をすべて渡せば、これ以上やることはないと考えたのです。バンドは法令以上の書類を提出することで義務以上のことを行いました。裁判所の判断がバンドがミック・マーズに提出した数多くの書類を説明しています」

しかし、ミック・マーズがモトリー・クルーの会社の株を返還しなければならないかを決定する私的調停が今年後半に残されることとなっている。

ミック・マーズは昨年4月にミック・マーズが25%の所有権を持つモトリー・クルーの様々な事業について情報を故意に隠蔽されていると訴訟を起こしていた。

ミック・マーズは自分抜きで進められている2023年のモトリー・クルーのツアーにおける5%の配分と引き換えに、今後の利益を放棄する契約終了書に署名するよう求めてきたと主張している。

訴状では他にも特にニッキー・シックスによって何年もミック・マーズが軽視されてきたことにも触れられており、認知能力に問題があるとして、昨年行ったスタジアム・ツアーでも演奏が下手なことについて侮辱されたという。

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