Photo: GETTY

ドノヴァンはジョン・レノンポール・マッカートニーの「影」から抜け出せるようにジョージ・ハリスンのソングライターの師になった経緯について語っている。

“Mellow Yellow”、“Sunshine Superman”、“Hurdy Gurdy Man”といったヒット曲で知られるドノヴァンはザ・ビートルズの絶頂期にメンバーたちと過ごしていたことで知られている。

英『レコード・コレクター』誌でドノヴァンは次のように語っている。「僕はジョージ・ハリスンのソングライティングの師となったんだ。彼は長年、ジョン・レノンとポール・マッカートニーの影にいたわけだけど、『いいかい? 曲をうまくいかせるコツをいくつか見せるよ』と言ったんだ。曲をうまくいかせるコツというのが自分なりにあったんだ」

「釣りみたいにコツがあってね」とドノヴァンは続けている。「コードを弾いて、耳を澄まして、オープン・コードを聴いて、テンポを試してみる方法を教えたんだ。そうすれば、信じられないかもしれないけど、メロディーが聴こえてくる。メロディーが聴こえてきたら、すぐにそれをキャッチしなければならないんだ」

ジョージ・ハリスンはザ・ビートルズでも“Here Comes the Sun”、“Something”、“While My Guitar Gently Weeps”、“Taxman”といった人気の楽曲を手掛けている。

先日、ジョージ・ハリスンの妻であるオリヴィア・ハリスンはザ・ビートルズの“Now And Then”のアートワークができた経緯について「驚きのマジカルな」物語を明かしている。

「お店に行ったら、ジョージはいろんな部品でできた時計を見つけて、その時計はスクラブル(※アルファベットを並べるゲーム)の文字で『Now And Then』と書いてありました。彼は何らかの理由で惹かれたみたいで、壁から取り外して買いました。彼は庭にロシア風の小屋を建てて、そこにこの時計を吊るして、そこに25年鎮座することになりました」

オリヴィア・ハリスンは昨年の夏の終わりに小屋を掃除して、時計を暖炉の上に置いたと続けている。

「電話が鳴って、それはポール・マッカートニーだったんですが、彼は説明を始めて、“Real Love”と“Free As A Bird”の入ったカセットテープにあった3番目の曲のことを思い出させてくれました。私が『覚えているわ。“Now And Then”という曲よね』と言ったところで、立って時計に振り返りました」

「私たちは感動して、ジョージがかつて手にしたものが魔法のように現れたことが嬉しかったのです。私は『ジョージはOKと言っていると思う』と話しました」

この時計は“Now And Then”のシングルの裏ジャケットに登場している。

“Now And Then”はザ・ビートルズにとって最初の1位から60年以上を経て、全英シングル・チャートの1位を獲得している。これは18曲目の全英シングル1位で、1969年の“The Ballad of John and Yoko”以来、54年振りの全英シングル・チャート1位となっている。

ドキュメンタリー『ボン・ジョヴィ:Thank You, Goodnight』をディズニープラスで見る 広告

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ