キッスのジーン・シモンズはバンドのアヴァターの技術について「約2億ドル(約280億円)」が投資されており、「よりよいものになる」はずだと語っている。
キッスはフェアウェル・ツアーの最後の公演でヴァーチャルなバンドによる新たな時期が始まることを発表している。
キッスは12月2日にマディソン・スクウェア・ガーデンで行った公演でメンバーによるライヴを締めくくっており、その場でデジタルなアヴァターを発表している。
キッスはソーシャル・メディアで次のように述べている。「今日、新しい時代が始まった。キッスアーミーたちよ、終わりは始まりでしかないんだ。キッスは不滅となり、永遠にロックするアヴァターとして生まれ変わったんだ」
ジーン・シモンズは今年11月の段階でヴァーチャル・バンドの存在を示唆していた。「バンドにとってツアーの終わりではあるが、ブランドの終わりではない」
アヴァターはジョージ・ルーカスのSFX企業である「インダストリアル・ライト&マジック」が製作したもので、ABBAのビヨルン・ウルヴァースが共同設立したポップハウス・エンタテインメント・グループとのコラボレーションとなっている。
今回、ジーン・シモンズはニューヨークのエレクトリック・レディー・スタジオで開催されたファン・ミーティングでアヴァターの今後について語っている。
ジーン・シモンズはファンの1人にアヴァターについて「あのアニメーションはもっとよりよいものになるよ」と語っている。
ジーン・シモンズは次のように続けている。「いろんなことが計画されていて、自分の理解を超えるほどなんだ。でも、次の次元まで引き上げようと約200万ドルを費やしているんだ」
ジーン・シモンズはロンドンで観たABBAヴォヤージの公演に感銘を受けたとも語っている。「メンバーがそこにいるかどうか分からないんだ。まるでいるみたいなんだよ」
アヴァターの使い方についてポップハウス・エンタテインメントのCEOであるパー・サンディンは「ツアーの後に考えていくことになると思います」と説明している。「未来のキッスのコンサートなのか? ロック・オペラか? ミュージカルか? はたまた物語のあるアドヴェンチャーになるかもしれません」
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