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ジョイ・ディヴィジョンのイアン・カーティスの壁画がエイチのアルバム広告に塗り替えられてから1年を経て、復活する見込みとなっている。

マンチェスター北部のポート・ストリートにある家の壁面には2020年10月からイアン・カーティスの壁画が描かれていたが、2022年8月にこの壁面はエイチのデビュー・アルバム『クローズ・トゥ・ホーム』の広告に塗り替えられていた。

マンチェスター出身のエイチはこの事情を知ってすぐに、元に戻すことを約束していた。

「ポート・ストリートのイアン・カーティスの壁画が自分のアルバムのアートワークに塗り替えられたことが明らかになったんだ」とエイチは当時ツイートしている。「自分はこの件について初めて聞いたんだ。自分と僕のチームはすぐにこの件を解決するよ。イアンのような地元のヒーローに失礼なことをするなんてあり得ないからね」

今回、以前の壁画を手掛けたアクスによってほぼ同じ壁画が描かれることになったが、場所は変更されている。『マンチェスター・イヴニング・ニュース』によれば、元々の場所がもう使えないことが明らかになり、地元議会は代わりの場所を見つけることを約束していたという。

音楽と精神衛生をテーマにしたフェスティバルの「ヘッドストック」はフェアフィールド・ストリートにあるパブ「スター&ガーター」の壁面に壁画を描く申請を出しているという。

「世界メンタルヘルス・デーを記念して、2020年10月にポート・ストリート75番地の壁にイアン・カーティスの壁画が描かれました。これはマンチェスター・マインド、ヘルプ・ミュージシャンズといった団体を支援し、メンタル・ヘルスの24時間メール・サービス『シャウト』を宣伝するものでした」と申請書には記されている。

壁画が塗り替えられたことへの「地元マンチェスターや音楽界からの世論の反発」に言及しながら、申請書は次のように続けられている。「壁画はセカンド・アルバム『クローザー』をリリースする直前で、初の北米ツアーに出る前日だった1980年に自殺で亡くなったジョイ・ディヴィジョンのイアン・カーティスを描いたものです」

エイチが壁画の復活に関わっているのかは明らかになっていない。エイチが壁画に対する声明を出した後、ジョイ・ディヴィジョンのベーシストであるピーター・フックは「素晴らしい意思表示に感謝するよ」と述べていた。

バーナード・サムナーは次のように述べている。「判断を誤った人がいて、こんなことは起きるべきじゃなかったが、エイチは元に戻すと言っているので、解決されるだろう。だから大丈夫だよ」

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