Photo: GETTY

モトリー・クルーのギタリストであるミック・マーズはツアーから引退する前もメンバーとは不和が続いていたことについて語っている。

ミック・マーズはバンドからの不本意な離脱について語っており、ニッキー・シックスたちは彼をバンドから追い出して、彼の金銭的な取り分を削減しようとしたと主張している。その証拠として2022年はバンドのメンバーとは誰とも話をしなかったことをミック・マーズは明かしている。

「2022年は誰も俺に話をしてくることはなかった」とミック・マーズは米『ローリング・ストーン』誌に語っている。「多くの時間は一人で演奏しているような感じだった。人々の中にいても孤独を感じることがあるだろ? それがツアーでずっと感じていたことだった。悲しくて、内に閉じこもっていたよ。最後のライヴをやった時は安心した。たくさんのプレッシャーがなくなったからね。でも、感情の面では傷ついた。浅い傷じゃなかった。乗り越えられないような深いものだった」

バンドとの法廷闘争について金銭的な動機だけではなく、何十年も中核メンバーとして活動してきた自分の功績を守る側面もあるとミック・マーズは語っている。

「引退した上で功績を認めてもらいたいね」と彼は語っている。「トラブルを起こす人間なんかにはなりたくない。幸せな人間でいたいよ。でも、何を渡してくれたというんだ。くだらないものだけだ。そんなものはいらない。そんなものは求めていない。自分のやったことを謳歌できるように功績を認めてくれ」

「俺はモトリー・クルーの4分の1、もしくは半分の株を持っている。よくは知らないけどさ。そこから他のモトリー・クルーの事業に分配されていく。右腕や左腕を求めているわけじゃない。でも、引退する時にこんな目に遭った人は見たことがないよ。俺はモトリー・クルーの従業員じゃない。オーナーなんだ」

一方、モトリー・クルーはウェンブリー・スタジアム公演に先立って、ロンドンのジ・アンダーワールドで行ったシークレット・ライヴでビースティ・ボーイズの“Fight for Your Right”のカヴァーを披露している。

モトリー・クルーはまだリリースしていない新曲のタイトルだというドッグス・オブ・ウォー(Dogs of War)名義で450人の観客を前にライヴを行っている。

この日のライヴでは初めてビースティ・ボーイズの“Fight for Your Right”のカヴァーも披露されている。このカヴァーは翌日のウェンブリー・スタジアム公演でも演奏されている。

ドキュメンタリー『ボン・ジョヴィ:Thank You, Goodnight』をディズニープラスで見る 広告

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ