フー・ファイターズは通算11作目となるニュー・アルバム『バット・ヒア・ウィ・アー』より新曲“The Teacher”が公開されている。
10分を超える楽曲はフー・ファイターズにとってこれまでレコーディングした最長の曲となっていて、デイヴ・グロールによる控えめなギターのイントロから始まり、最終的には音割れのような形で終わる格好となっている。曲はドラマーのテイラー・ホーキンスとデイヴ・グロールの母親であるヴァージニアの死に触れたものとなっている。
新曲はマルチメディア・アーティストのトニー・アウスラーが監督を務めたショート・フィルムと共に公開されており、バンドを撮影したホーム・ビデオの映像などが使われている。
トニー・アウスラーは2013年1月に公開されたデヴィッド・ボウイの“Where Are We Now?”のビデオを手掛けており、そうしたデヴィッド・ボウイとの仕事でフー・ファイターズは注目するようになったという。
これまでに公開されてきた“Rescued”、“Under You”、“Show Me How”も収録されるアルバム『バット・ヒア・ウィ・アー』は6月2日にリリースされる。
フー・ファイターズは現地時間5月24日にニューハンプシャー州でライヴに復帰しており、その後、ボストン・コーリング、ソニック・テンプル・フェスティバルに続けて出演している。
ボストン・コーリングのステージではフー・ファイターズの演奏にテイラー・ホーキンスの息子であるシェーン・ホーキンスが参加している。シェーン・ホーキンスはフー・ファイターズが“I’ll Stick Around”を披露する際に演奏に参加している。昨年9月にウェンブリー・スタジアムで行われたテイラー・ホーキンス追悼コンサートではシェーン・ホーキンスは“My Hero”で共演を果たしていた。
これらのライヴでは昨年亡くなったテイラー・ホーキンスに代わる形で新たなドラマーであるジョシュ・フリーズが紹介されている。ソニック・テンプル・フェスティバルではこれまでジョシュ・フリーズが参加してきたアーティストの曲がメドレーで披露されている。そのうちの1曲がナイン・インチ・ネイルズの“March Of The Pigs”となっている。ジョシュ・フリーズはこれまでにパラモアやウィーザーとも共演してきている。
フー・ファイターズは今年のフジロックフェスティバル ‘23でヘッドライナーを務めることが決定している。
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